2016-01-01から1年間の記事一覧

ファッションと音楽

ペーター佐藤の Fashion Illustration は、1979 年に仕事場をニューヨークへ移した頃に完成したと思います。この年のファッションは最新の音楽シーンとも深く関連していました。ロンドンの PUNK がニューヨークへ渡り NEW WAVE が始まった頃のことで、ペータ…

FASHION ILLUSTRATION 展

わが親友ペーター佐藤が逝ってから二十一年が過ぎました。80年代のニューヨークでは、ファッションイラストを描いて時代の先端を歩いていた。日本ではバブル経済でファッション界も大盛況といった頃、ペーター描く美人画は一世を風靡した感がありました。 …

肉食系です。

いまだに肉が好きで、これはトシをとっても変わらないのです。量はだいぶ少なくなってきましたが、そのぶんもっと旨い肉を食べたくなる。食の好みは人それぞれだけれど、オヤジも最晩年まで肉好きだったから遺伝なのかもしれないな。肉食の家系です。おもに…

推理小説ファン

北欧ミステリー【 ミレニアム4:蜘蛛の巣を払う女 】を、あっという間に読み終わって、つくづく推理小説はまだまだ面白いなと思った。このミレニアム・シリーズは、最初に映画で見て気に入り、ただちに1、2、3と原作本を読んですっかり愛読者になった。…

台湾の博物館

それからまた【国立台湾博物館】にも行ってきましたよ。去年に引き続き、台湾原住民族の「文身」(TATTOO:刺青)の展覧会が開催中。いまなお健在なパイワン族の女性を、新たに取材したビデオで構成されている。女性の手の甲に施されたタトゥー。その最後の…

台湾の犬

台北の夜、食後に裏通りをブラついていたら、屋台の焼鳥屋のあたりを徘徊している雑種犬を見つけた。ヤツガレはどこを歩いても犬猫を見つけるとつい一言話しかけるクセがある。このコは屋台の周囲に落ちている客の食べカスをあさっていた。「ここで何してる…

台湾にて

今年も故宮博物院で、文人画家「董其昌」展を観ました。富岡鉄斎が座右の銘とした《 万巻の書を読み 万里の路をゆく 》の董其昌です。二日間通い、じっくり勉強させていただきましたよ。唐から始まって五代、宋、元、明の山水画の系譜を集大成して、文人画の…

映画「オデッセイ」

俳優マット・デイモンを好きになったのは、アクションもの「ボーン」シリーズが始まってからで、それまでの文芸映画では生真面目な感じがしすぎて、ぼくにはちょっと物足りなかった。こんどの『オデッセイ』は、リドリー・スコット監督で3DのSF映画だという…

北園克衛の短編小説

北園克衛の短編小説集『 黒い招待券 』は、1964年に上梓されている。そのINTRODUCTIONには、《 ある秋の日の、ひさしぶりに空の美しい日であった。閑散とした山の手のとある坂道をくだりながら、ふと、私がこれまで折りにふれて書きつづけてきた短い物語を集…

邪馬台国日乗

また沖縄県立博物館へ。沖縄本島北谷(ちゃたん)の沖で発見された海底遺跡は邪馬台国である、という木村政昭先生の有力仮説を再確認。こんなに魅力的で、しかも論理的に首肯できる世紀の大発見を、完全に無視している博物館というのも珍しい。陸側の北谷周…

ブログ&タンブラー

この【 ブログ 】を書きはじめて、はや十二年目。 最初の2005年は、『 OSAMU GOODS STYLE 』を上梓する予定だったので、その出版のお知らせをかねて何か書いてみようかなと、ほんのデキごころ。当時はブログが流行り出したころでもあり、好奇心がつのっ…

雑誌とトレンチコート

いまや雑誌は買わずに立ち読みですましていますが、70年代イラスト稼業についたころは、出版社が一度でも仕事をすれば毎月その雑誌を送ってくれるようになったので、買わずに定期購読者になっていました。大昔はイラストレーターといえども大切に扱われて…

二〇一六年

週刊誌は買わないけれど、週刊文春の小林信彦さんのコラムだけは、いつも立ち読みさせていただく。しかし、以前は辛口の社会批評をたびたび目にしたが、このごろは映画とテレビドラマの話題ばかりになってしまった。古い映画の話などは、本にまとまってから…

スター・ウォーズ

孫にせがまれて正月映画『スター・ウォーズ / フォースの覚醒』を観にいきました。他には「妖怪ウォッチ」か「仮面ライダー」という苦しい選択肢しかないので仕方がない。3Dで日本語吹き替え版。お子チャマ映画などみたくはないが、これも付き合いというもの…