2006-11-01から1ヶ月間の記事一覧

小津安二郎の湯呑茶碗

今月はじめ朝日新聞日曜版の読書欄で、中野翠さんが拙著「ぼくの美術帖」を紹介してくださいました。嬉しかったので何かお礼をと考え、たしか中野さんは小津安二郎映画のファンだったはずだと思い出したので、銀座の『東哉』へ行って小津にゆかりの湯呑茶碗…

ダージリンと干し無花果

この頃は紅茶にドライフルーツという組み合わせが、秋も深まってくるとともに、トシふるごとに、好きで気に入ってます。見た目は悪いけれど干したイチジクと、特に香り高いダージリンティーは良く合いますよ。 ドライフルーツに関しては特別の記憶があるので…

底抜けジェリー・ルイス映画

’05年このブログ一回目に、ジェリー・ルイスの映画DVDが日本でも少しだけ出たばかりで嬉しくって紹介させてもらったのですが、もうすでに廃盤(中古入手可能)なんだそうです。ぼくはそれ以前にヴィデオで、ほとんどをサンフランシスコとハワイで購入して…

絵本の装丁

厳寒のニューヨークに行った時、57丁目Rizzoli書店の2階で見つけた豆本です。紙箱から出すと、ウォームグレイ色のもこもこしたフェイクファーが表紙を全面被っています。寒かったので冷たくなった手にすると、ほのかな暖かさがありがたかった。開けると中…

絵本の装丁 (続き)

さて、この絵本は閉じて置いてみると、ご覧のようにもう本だか何だか解からなくなってしまう。そこが好きです。そしてそれがまた不思議な毛皮ファミリーと同じように、可愛らしくてミスティックな雰囲気を持った装丁であることに気がつきます。誰がこのデザ…