スター・ウォーズ

osamuharada2016-01-07

孫にせがまれて正月映画『スター・ウォーズ / フォースの覚醒』を観にいきました。他には「妖怪ウォッチ」か「仮面ライダー」という苦しい選択肢しかないので仕方がない。3Dで日本語吹き替え版。お子チャマ映画などみたくはないが、これも付き合いというもので仕方がない。ヤツガレが幼稚園の時、生まれて初めて観た映画はジョン・フォード監督『駅馬車』だった。音楽も好きになった(主題歌は「俺を寂しい草原に埋めないでくれ」)。やたらと白人がインディアンを殺す映画だが、子供ゴコロに「西部劇」は楽しかった記憶があるので、孫にはスター・ウォーズだってかまわないだろうと安直に考えてしまった。
付き添いながら、さすがトシヨリには退屈で何度も居眠りした。名作『駅馬車』には遠く及ばない。立体映像も特撮やCGでこさえた画面では、もはや面白くも何ともない。かてて加えて物語が安っぽい。広大無辺の宇宙空間においても、なお戦争にばかり明け暮れている人間どもの愚かしさ。という観点があるわけでもなく、ただ不毛な戦意高揚ストーリーが延々と続く。人類の進化はその辺りまでが限界とでも言いたいのか。それに同じ親族間での確執や復讐が何世代も続くので、いい加減うんざりしてくる。宇宙を相手に矮小な個人主義では、あまりに世界観が狭すぎるだろ。どおりで、どこかの戦争好きな世襲総理大臣も、大晦日に喜び勇んでスター・ウォーズを観に行ったわけだ。今年もまた嫌な予感。
孫にはストーリーがまだ解らず、映像のみにハマって宇宙船団の絵ばかり描いている。「ライトセーバー」を作ってやったのだが、夜になるとチャンバラに付き合わされるハメになるのも仕方がない。 付き添いの方向きに、ライトセーバー (上の写真) の 超低予算つくり方伝授します : まず百均で買ってきた懐中電灯の先へ、筒状に模造紙を巻きつければできあがり。ジェダイの騎士用には、紙の裏側をマッキーで適当に青とグリーンに塗り、ダークサイド用は、ピンクにオレンジ色を塗る。子供に夜更かしさせないよう気をつけましょう!