2009-11-01から1ヶ月間の記事一覧

シスレーと印刷

12月号の芸術新潮、ぼくのコラムは「光と雪のシスレー」です。印象派の風景画家アルフレッド・シスレーについて書きました。日本ではマイナーな感じなので、話をしたって誰も知らない。書かれた本もない。ぼくが思うには、シスレーの絵は西洋というより東…

チョコレートの季節

寒い季節になると、何となく欲しくなるのがチョコレート。というものだと勝手に決めつけています。“People Tree”というところの、レーズン&カシューナッツと、オレンジの2種がバカに気に入ってしまったので、三年くらい前の秋から、毎年コレばかりを用いて…

イラストノート余談

現在、イラストの専門雑誌『イラストノート』に、ヤツガレが老醜をさらしております。詳細はオサムグッズのHPに→http://www.osamugoods.com/news/0911.html 右写真はその扉ページであります。送られてきたその雑誌をよく見てみたら、一回り年下の飯田淳ち…

六本木裏道さんぽ

六本木の交差点に立つと、いつも目まいがする。十代の頃の60年代には、友だちの家や店もあり、ぼくにはノンビリとできた隣り町であったのだが、やがて高速道路が横断するとドンドン六本木は様変わりしだした。70年代高度経済成長、さらに80年代バブル経済と…

ステイシー・ケント

映画『男と女』の中の、Samba Saravahという曲で思い出したのが、十年ほど前にハマった、英国の若手ジャズヴォーカリストのステイシー・ケント。五年前にフランスのブルーノートに移籍して、最初にシングルで出た曲がこの「サンバ・サラヴァ」でした。 元は…

子供の頃の絵

これはヤツガレが御幼少のミギリに、箱根でお絵描きをしたものであります。倉庫で探し物をしていたら、思いがけずこの古い画帳を見つけ出しました。箱根のあちこちをスケッチした中に、この絵がありました。これを描いた子供の頃が、実に懐かしく、さらに拙…

花梨の香り

古今亭菊六が、くだんの大賞をとった時の番組は、11月23日 午後1時5分から、NHK総合テレビで放送されるそうです。是非ご覧なすってくださいまし!(席亭) 菊六君が授賞した演題は『豊竹屋』という噺(ウィキペディアにあらすじが出ています)。 ぼ…

アヌーク・エーメとBICOT

ハタチの頃に観て、いまでも好きな映画『男と女』(1966年です)。だいたい恋愛映画は嫌いなんだけれど、コレは別格でしたね。 若きクロード・ルルーシュ監督自身が、手持ちカメラで撮った映像がカッコイイ。映画とは視覚にうったえかける「映像」で決ま…