2005-10-01から1ヶ月間の記事一覧

猫の絵

好きな二人の画家、岸田劉生と木村荘八の、猫の絵を古本屋で手に入れました。左は劉生装丁の長与善郎という白樺派の作家の本で、精緻な木版画の表紙です。むかし岸田劉生展で宋元画風の眠る猫図を見たことがあって、あまりに感動して思わずその絵を会場でス…

六本木ジョージ

かつてはソウルミュージックの梁山泊のようだった、六本木の元防衛庁横の『ジョージ』がこの夏に取り壊されました。これはその寸前の姿です。60年代から1975年にベトナム戦争が終結するまでの六本木は、アメリカのGI達が街にあふれ、中でもジョージは黒人兵…

押し花の皿

いくら器が好きでも、美しい花柄の器というものは、いいなと思っても、いざ男子が使うとなるとちょっと抵抗があるもんです。しかし使わないでただ持っているだけというコレクターにもなりたくないのです。というような、くだらないことに、こだわりを持つ自…

スペインのタイル続き

もう少しタイルを見たい、というご注文がいくつかあったので、オマケの写真です。前の写真の下の方につながる部分です。柄物は手描き(緑と鉄釉のはまるで織部)とプレスしたものとがあります。タイルは焼いた時にゆがむので裏面が平らなものは少なく、仕上…

スペインのタイル

4年前パリに滞在した時は、写真学校に通っていた娘のアパルトマンが、オベルカンフ通りにありました。ある日その通りの先をブラついていたら、スペイン製タイル専門店の飾り窓を見つけて、美しいターコイス・ブルーのタイルの展示に目が釘付けになりました…