2016-01-01から1年間の記事一覧
好きなアメリカの文化は、1950年代半ばから60年代半ばまでの、わずか十年間くらいのことかな。二十世紀のど真ん中。白人中心の「アメリカンドリーム」が実現した時代で、遥か海の向こうの超モダンな国として憧れ続けていた。美術、音楽、映画、デザイン、ラ…
アトリエのメンテナンス工事のため、庭のBARを倉庫がわりにして、一時キャンバスの仮置き場にしてあります。ついでに虫干しを兼ねて、むかし描いた絵を交互にBARの壁へ架けては、反省会をやっているところです。今後の(自分だけの)ベンキョウにはなるかも…
島の手づくりパン屋さんのパンが気にいったので、焼きたてをいつも買いにいっています。ナチュラルで旨いけれど、デカくて見た目が無骨なので、サンドウィッチを作ってもラフな感じに仕上がる。いつものロイヤルコペンやアラビアの皿では、ちょい不釣り合い…
先週の土曜日は、高校の同期会。みんな七十の「古稀」ということでお祝いをしました。「団塊世代」と十把ひとからげに言われてからも久しいが、確かに同期9クラスは多かったかも。一学年で約450人とはね。一昨日は、そのうち25%の人が集まり、すでに鬼…
豊洲モンダイで、頓挫した築地市場。ヤツガレの地元でもある「築地」の歴史を調べていたら、明治30年(1897年)の東京地図を見つけて、ブッたまげたのであります。これじゃ日本はどう見たって植民地ではないか。(ヤバイ話なので歴史好きな人だけ読まれんこ…
GOOD NEWS : 昨日、ボブ・ディランがノーベル文学賞授賞。たまにはグッドニュースだってあるもんだな。その「音楽」は、すでに殿堂入りを果たしていたが、詩人として「文学」賞とは、やったね。ディランの詩歌が好きだったので、これは格別に嬉しかった。 さ…
今週は、12月に発売予定の拙著『 ぼくの美術ノート』に添える、前書きと後書きを執筆中であります。ついでながら、初版『 ぼくの美術帖 』を読み返していたら、ラウル・デュフィについて書いてあるところに、シャンソン La Mer の歌詞の引用があり、つい懐…
十月になっても天気がパッとしない毎日ですが、産地直送の葡萄を口にすると、すっかり秋めいた気分になってきました。 しかしユックリ秋を楽しむつもりでいても、つい気になっちゃうのが豊洲モンダイ。極力 テレビをつけないつもりだったけれど、地元のロー…
昨日で、弥生美術館のオサムグッズ展は無事終了いたしました。夏の三ヶ月間、連日絶えることなくご来館いただいたそうで、作者冥利というものに尽きます。お暑い中をどうもありがとうございました。 サイン会も久しぶりでしたが、昔馴染みの方々ともお会いで…
築地市場が地元としては、気になるご近所ローカルニュース。豊洲移転は8年前にも書いたけど、いまにロクでもないことになるぞ、と予測していたとおりになってきた。豊洲に移転モンダイ→①[id:osamuharada:20080520] ②[id:osamuharada:20131122] ③[id:osamuha…
動物がしゃべりまくる映画『ジャングル・ブック』。興味なかったが、孫にせがまれて観にいきました ( 3D、IMAXシアター、吹き替え版)。狼の母親に育てられた主人公の少年は、動物たちの共通言語をしゃべっている。孫(小1)に映画の途中で面白いか?と聞い…
スティーヴン・キングの長編推理小説『ジョイランド』の邦訳が、やっと今夏7月に出版された(文春文庫)。読み終わると、青春小説のような味わいが残る爽やかなミステリー。一人称 (ぼく)で語り、1973年にあった事件を回想するという仕組み。往時のアメリカ…
「大人の運動会」も終わり、夏休みも終盤に入ったところ。競技やメダルに興味はなかったけれど、五輪の「開会式」と「閉会式」だけは楽しめました。なにしろ世界中のあらゆる人種が一堂に会する、絶好のチャンスなのですよ。白人、黒人、黄色人種(モンゴロ…
残暑お見舞い申しあげます。去年8月の当 Blog をみると記録的な連続猛暑と書いてありました。ノドもと過ぎれば、忘れちゃうもんですね。今夏はすこし楽なほうだったかな。東京の弥生美術館では、まだまだオサムグッズ展が開催中です( 9月25日まで)。→http:/…
涼しくなる夏の夜は、もっぱら映画を DVDかWOWOW で観ています。たまに映画館で新作も観たりして、それで〆て年間400本くらいになるかな。いまどきの日本映画やアニメには興味ないのですが、洋画なら、韓流もふくめて文芸作品からミステリーやコメディ、それ…
真夏の昼どき、「冷やむぎ」だけはかかせない。コレなくしては、ぼくの場合は盛夏をやり過ごせない。というくらいハマっているのです。 もとより素麺も饂飩も冷麦も、原材料はまったく同じもので、ただ〈麺の太さ〉がわずかに違うだけの差ですが、どうしても…
クーラーバッグは夏の必需品だけれど、買い物用だからデザインで選んだりはしなかった。食料調達の帰りに冷やしておければそれでいいもんね。しかし銀ピカのアルミ製や、発泡スチロールの水色や白のボックスに入れたんじゃ、せっかく産地を選んで買った食材…
ネットの発達で、むかしは考えられなかったものが簡単に見られる。Google Earth に島のアトリエの住所を入れてみたら、空中から眺めた景色が写っていた(この写真)。近寄ると、中庭に椰子の木がある白い小箱のようなものがアトリエなのです。周囲はどこまで…
このBlogの右肩に、拙著の写真を二冊かかげていますが、二つは別のカテゴリーの本なので、初めてのかたにちょっとだけご説明。『 OSAMU GOODS STYLE 』は、ぼくの稼業であるイラストとデザインの本。かたや『 ぼくの美術帖 』のほうは、仕事ではなく個人的な…
弥生美術館では「オサムグッズ」以外にも、絵本や雑誌、レコードジャケットなどもオマケ展示しています。このTシャツも、実は孫が通っていた幼稚園に頼まれて描いたものなのです。園児だけでなく先生や親兄弟用にいたるまで、サイズもカラーも豊富につくって…
展覧会準備のため、アトリエの物置小屋で資料の探しものをしていたら、ヨレヨレになった古い紙袋が一枚でてきました。とても(個人的に)懐かしい。これは Osamu Goods のデザイン版下を入れるために特注していた紙袋です。当時は各グッズの製造メイカーに原…
今年も飽かず、また新茶を喫しています。四月、南の屋久島産から始まって九州、四国、山陰地方と北上してきました。それも製造法にこだわりがある茶園のものをアレコレ飲み比べるのが楽しみなのです。 茶葉もその年々の気候によって、微妙に変化しています。…
[展覧会のお知らせ] はじめて OSAMU GOODS 商品を発売したのは、いまから四十年も昔のことでした。二十年前までは、キャラクターを描くだけでなくデザインまでも自分でやっていました(その後は版権のみ)。ぼくの30歳代から40歳代の働き盛りの頃でし…
爽やかな新緑の季節ですね。島では今年の新茶を喫したり、読書三昧をやっています。 相変らず大政翼賛のTVニュースは気分を害するだけなので、見ずになんとかやり過ごしています。しかし、たまたま中国美術史の本を読んでいたら、その見たくもないアベシンゾ…
Blog を個人的な〈 備忘録 〉として残しておくと、あとで楽しめる(あくまで個人的な)こともあるものですね。近頃の「猫ブーム」にのってか、あるテレビ局では「パリの猫」番組の再放送をやっていました。パリも猫も両方好きなので録画しておいたのですが、…
オサムグッズ商品のデザインを自分でやっていた頃、代官山のパイロットショップ「 Osamu Goods Soda Fountain 」のロゴタイプも自分でデザインをしました。店自体がぼくの好き勝手にすべてデザインさせてもらったので、肝心のロゴをデザインするにあたっても…
【とりとめもない話】 ゴールデンウィークを孫とたっぷり(へとへとになるまで)過ごした。小学一年生になったばかりで、文房具などを新調してやらなければならない。それで娘が自分で持っていた鉛筆類や消しゴムなどを家で探してみたところ、懐かしいオサム…
ペーター佐藤は、あまりにも早く逝ってしまった。(1945〜1994)イラストレーターとしては、四十歳代の絶頂期を迎えていた頃だった。(右の写真は息子のタケちゃんが撮影) ペーターは好きで仕事をしていたのだが、かたわらで見ていて過労が気になり、仕事のし…
4月30日(土)、古本のフリマにて、ぼくも一日店主を務めます。自分で本を売るというのは初めてなので楽しみです。値切っていただければ、多分どんどんおマケして、タダになってしまうかもしれません。売るという行為が恥ずかしくて、どうも苦手なのです…
仕事机の引き出しの隅から、〈 1979年 〉製の 懐かしい二つのポストカードが出てきた。ひとつはペーター佐藤、最初の個展【 VENUS 】のもの。ぼくがデザインを頼まれたので、先にこんな文字組レイアウトと特色指定のうえで、ペーターに線画を描いてもらった…