2007-02-01から1ヶ月間の記事一覧

リーチバーの金柑バラライカ

先週、京都に行ってたら、かなり寒くなった日があって、今日は所用で大阪へ来たところ、今度はまるで春のような陽気。このところの寒暖の差が大きいせいか、鼻風邪をひいてしまったらしい。晩御飯をぼくの弟子連にご馳走になったあと、すこし早寝をしようと…

カナルストリートの看板猫

’79年のニューヨーク、当時むこうに住んでいた故ペーター佐藤と連れ立って、下町のカナルストリートにある大きな画材屋「パールペイント」へ行ったことがありました。仕事用と趣味用の画材や紙類を山ほど買った後、同じ通りの何屋だか判然としないけれど、…

冬の書斎

陽のあたる、冬の書斎ほど居心地の良いものはないなと思うこの頃。これは島のアトリエの3階で、30代半ばにぼく自身が室内と家具をすべてデザインしたものです。コの字型に大きくガラス窓を付けて、外は例によってお金のかからない借景で、その180度パ…

小村雪岱の梅

暖冬で、梅はすでに開花しましたが、やっぱり梅は厳しい寒さのなかで咲くからこそ美しいと思います。尾形光琳の描く梅、伊藤若冲の梅、富岡鉄斎の梅、日本にも梅花図の名作は数々あって、ぼくは毎年どこかで梅が咲くと、すぐに絵に描かれた梅も見たくなって…

ニューヨークの紙コップ

珍しくクルト・シュヴィッタースのコラージュやMERZなどが30点ほど出展されていると人から聞いたので、六本木の「国立新美術館」に行き、見てすっかり堪能してきました。帰りがけに地下のミュージアムショップへ寄ってみたら、昔からニューヨークの街でポ…

SOMETHING COOL 復刻

黒田維理詩集「サムシング・クール」が復刻されました。ぼくにとっても近頃こんなに嬉しいニュースはありません。ひとへにご遺族の方々のご尽力の賜物です。装丁本文に至るまでオリジナルそのままの復刻です。原本は1958年に、おそらく100か200部く…

竹籠含春

今年は暖冬のせいか、島の椿も咲くのに初めはちょっと戸惑った感じがあって、咲き出すと今度は毎日続々と花を開いています。いつもの二月の寒椿という情緒もないまま、もう春の気分でいるのでしょうか。家の中あちこちに椿を活けるのは冬の楽しみのひとつで…

ザ・ペニンシュラ香港の菓子入れ

『「アンアン」1970』(平凡社新書)という本が出ました。ぼくにはイラストレーター第一歩の仕事場が、この’70年アンアン創刊号でしたから他人ごとではなく、ただただ懐かしい限り。著者の赤木洋一さんは’02年までマガジンハウスの社長さんで、アンア…