つぶやき日和

osamuharada2010-03-22

一年前に聞いた話。ニューヨークから戻ったばかりのJ子(日系2世)さんいわく、あっちではブログなんかはもう古くって、ツィなんとかが大流行中なのヨということだった。その時は彼女の言葉かよくわからず、ツィッ?とだけしか印象になかったが、「小鳥がさえずる」意味だといわれた。なんでもアメリカでは、リアルタイムに皆が何やらさえずっているらしい、ということまでは判った。すぐに可愛いひよこキャラクター「Tweety」を思い出したのは、悲しいかな商売柄ですな。ぼくのイメージでは「さえずり」から連想して、日本の「ピーチク・パーチクひばりの子」へと意訳して記憶に残ってしまったのですよ。さらに「鶏が鳴く」なら万葉集の「あづま」にかかる枕ことばだろ、とヘンな連想をしていた。
今年に入って、日本でも遅ればせながらツイッターの大ブームがやってきたらしい。 ヤツガレが勝手に思いこんでいた「さえずり」→「ピーチク・パーチク」ではなく、日本では「つぶやき」と訳すことに、誰だか知らないが勝手に決定したらしい。 年初から、とうとう総理大臣までオバマの真似してツイッターを始めていた。この頃は政権を代表する発言までもトーンダウンして「つぶやき」にしか聞こえなくなった。普天間基地問題なども、適当なつぶやき発言にしちゃってるよね。これなら無責任ですむからいいんだろ。
どうも「つぶやき」と日本語訳にしたせいなのか、当初、日本で早速ツイッターにハマったのは、iphoneなぞをすぐ買っては得意がってる中年過ぎのオッサンたちだったらしい。四六時中、仕事の合い間をぬっては、小まめに食べある記?などをつぶやいているようだ(キモイよね)。 しかしツイッターが、癒し系オヤジたちの大人のオモチャだとばかり思っていたら、先週のトップ・ニュースでは、中学生から、とうとう小学生にまで流行りだしたというから驚いた。子供でもケータイで簡単にできちゃうから流行るはずだな。でも小学生なら「つぶやき」より「さえずり」のほうが可愛いよね。もっとも今時の小学生は、フリーメーソンの話題などで盛り上がってるのかもしれないから、あんまり可愛くないか。
ヤツガレの、どふでもよゐコトばかり書いてる当ブログですが、よく考えたら偏屈なトシよりの「つぶやき」だな。「小人閑居して不善をなす」と自嘲してはいるものの、つい口が滑って余計なことを話しちゃう。いつも読んでくださるおヒマな方々からは「毒舌」がいいぞォもっとヤレッ!などとオダテられる始末。 しかしねェ、ツイッターの140文字程度では、毒舌じゃなくって、ただの老人の負け惜しみに聞こえちゃうと思うよ。逆にすぐツっこまれてエンジョーしちゃうだろうしね。 閑人たって、ツイッターやるほどヒマじゃないので、当分はまだ、流行遅れの古めかしいブログ(一方通行)のほうで、時々つぶやかさせておいてもらいたい。