島のバター

osamuharada2009-06-05

去年の牛乳に次いで、今年は島の特産バターが復活。ミルクの旨みが、そのまんま凝縮された自然の味がする。写真は元気いっぱいの島の乳牛たち。バターを一本つくるのに、生乳が10ℓ以上必要だというから、1000円という値段は仕方がないかなと思う。島内だけで消費するので、もとより安い大量生産バターとは縁がないのですね。本当に良い物だけをつくって、地産地消でいくスタイルは、安全面からみても、輸入一本ヤリの日本の「食」事情を変えることができるかも。島の牛乳は(id:osamuharada:20080602)に書きました。
ところで、御用ジャーナリズムは決して報道しないけれど、あの農林中金も、投資した金融バクチに負けて、すでに破綻しているという噂がある。 先週のGM倒産は、大型車が売れないせいだからという報道ばかりだったけれど、実際のGMは近来ほとんど金融投資で食ってきたのですよ、それがやはりバクチで全部すっちゃったというのが倒産の原因らしい。広瀬隆著『資本主義崩壊の首謀者たち』(集英社新書)を読んでみて。 
金融バブルがはじけての世界同時不況だけれど、日本の実体経済もほとんどその賭博場へ引き出されていたワケだから、これから先が大変そうだ。 学校でさえ慶応大学や駒沢大学などは、金融投資で大損しちゃったそうだけれど、そもそも学問の場である大学が、博打でアブク銭を儲けようってのが情けないよな。 ソ連共産主義が、あっという間に崩壊したように、お次は欧米型の資本主義が崩壊する番だと、広瀬さんは書いておられる。 島国日本は、地方が独立していた江戸時代に戻って、また鎖国でもしたらどうかな? しかし士農工商なんてゴメンだから、いっそ自給自足で平和だった縄文時代にまで戻ろうぜ!なんてね。