エスカルゴ用のココット

osamuharada2008-02-17

島にいる時は島の食材に限る、とアシタバのところで書きましたが、島の特産物では地魚の他に、アワビ、トコブシ、サザエといったちょっと贅沢な貝類もある。夏は刺身が最高だが、寒い冬には熱々に焼いて食べてみたい。そこで思い付いたのが、フランスのブルゴーニュ地方、冬の名物料理エスカルゴ(カタツムリ)。そのための専用耐熱陶器のココットを使って、こちらでは島の地物貝類を角切りにして焼くという寸法。いたって簡単なので、コレに今年の冬はハマっています。写真のココット、直径20cmで12箇所の皿部分、持つとズシリと重たい。湯町焼のような色合い。フランスのRENAULT BERRY社製。たこ焼き機を連想しちゃうけどね。 エスカルゴはニンニク&パセリのバターたっぷりで焼くものだけれど、それではアワビ、トコブシにはくどいから、オリーブオイルにニンニクみじん切りと玉ねぎドレッシング少々で充分に旨い。トマトピューレをちょっと加えたらイタリア風な味わいにもなる。後はただオーブンにほうり込めば出来上がり。ココットはそのままテーブルで食器として使え、ぐつぐつと余熱でいつまでも熱いまま食することができて、冬はことに嬉しい。これには辛口の白ワインがベスト。 やはり日本は縄文時代以来の、魚介類の王国ですね。何が悲しくってデンデンムシなんか食うんだろ、気の毒になるよねフランス人。