2008-01-01から1ヶ月間の記事一覧

イサム・ノグチのAKARI

昔から間接照明というものが好きで、天井から直接一灯だけが煌々とついているような部屋では落ち着かない。それも蛍光灯だったりすると最悪で、何となく気分が虚無的になっちゃう。蛍光灯は電磁波が強烈だしね。 昼間は自然光の明るさだけで充分。陽が落ちる…

ドラッグストアの思い出

外資系による乗っ取りで、銀座の豹変ぶりがすさまじいこの頃ですが、丸の内から日比谷にかけてもガラッと変ってしまった。あの三信ビルも壊されて、昔の日比谷らしい面影は無くなった。 去年の秋にオープンしたばかりの日比谷のホテル、ペニンシュラは、英国…

吉野織の風呂敷

昨今は、ただのトートバッグだったものが、エコバッグと呼び名を改めたら売れているそうだ。エコが付かなきゃ売れない時代らしい。日本人には昔から風呂敷というエコバッグがあるじゃないか、と思うな。 これは室町時代からある吉野織を使った風呂敷です。ぼ…

宗達の伊勢物語

今年も早々から嬉しいことに、出光美術館が絶好調ですよ。 むかし男ありけり、と云えばもちろん在原業平の、ラブロマンス『伊勢物語』をモチーフにした絵画群。屏風や色紙など、特に俵屋宗達とその工房の作品が素晴らしい。 平安王朝の貴公子にして歌人の在…

宮田重雄の絵皿

買ったばかりの写真集「輝ける文士たち」文芸春秋刊に、獅子文六と一緒に宮田重雄が載っているのを見て喜んでいたら、宮田重雄のお孫さんである、宮田佳子さんからお正月メールが届いた。これも、この頃ひんぱんに起こるシンクロニシティーかなと思った。 現…

寿ぎのデザイン

おめでとうございます。 と一応は言っても、昔からズボラを決めこんで、正月は何もせず、年賀状も書かず初詣にも行かないのです。メンドクサイだけなのですが、それでも両親が健在だった頃は、親孝行のつもりで、正月の儀式にはちゃんと付き合ってあげました…