寿ぎのデザイン

osamuharada2008-01-02

おめでとうございます。 と一応は言っても、昔からズボラを決めこんで、正月は何もせず、年賀状も書かず初詣にも行かないのです。メンドクサイだけなのですが、それでも両親が健在だった頃は、親孝行のつもりで、正月の儀式にはちゃんと付き合ってあげましたよ。この小さな鏡餅は、その頃に銀座平つかさんでオフクロに買ってあげたもの。ミニチュアで、たった7cmほどの、おもちゃの様なサイズ。今はただ親を懐かしむモノになりましたが。
芸術新潮、正月号のコラムでは、その「銀座平つか」のご祝儀袋やお年玉袋などについて書きました。寿ぎ(ことほぎ)のデザインと題してあります。和紙に木版で刷ったものばかり。こういうものがいつまでも無くならないで欲しいという、願いを込めて書きました。しかしどれも素晴らしいデザインなので、コラム図版のために厳選するのが難しかった。とまれ、いつまでも日本人の美意識が失われませんように。 今年もヨロシク!
『平つか』 東京都中央区銀座8−7−6, (03)3571−1684