ぼくの装幀本

osamuharada2015-09-08

オサムグッズのデザイン以外では、本の装幀デザインもやったことがあります。広告のデザインにはまったく興味がなかったのですが、本の装幀デザインは大好きで、自分の趣味を活かせる場合にのみ受注しました。
小村雪岱北園克衛への「オマージュ」であることは、『ぼくの美術帖』を読まれたかたなら察しがついていたでしょう(もちろん足元にも及びませんが)。「インスパイア」されて自らのデザインをする楽しみがありました。手作りに近い版下のアナログ時代です。当時よりさらに昔風のノスタルジックな’50年代スタイルを好んでいました。
装幀の仕事ではイラストのみを頼まれることがほとんどだったうえに、自分に合わない(やりたくない)本のデザインは断っていたので、ぼくの装幀本は数が少ないです。そのせいかディレッタントの域を脱していなかったな、といまにして思います。
ちょっぴり装幀本をTumblrに保存してみました。→http://osamuharada.tumblr.com/