近ごろ世間では、空前の猫ブームのようですね。 Googleトレンドで日本を見ると、「猫」と「犬」のキーワード人気比率は 2004年以降ほとんど互角でしたが、2012年3月頃から、猫人気が犬を越えはじめたようです。そして去年の夏頃からは、猫が犬の二倍の人気になっているのです。
ただしこれは日本だけの現象みたいですよ。Cat と Dog の英語キーワードで範囲を「すべての国」にしてみると、猫と犬は二対三で犬のほうが人気あり、ずっと変化はしていない。アメリカ、イギリスなどでは犬が猫の二倍人気です。それも日本のように突出して人気急上昇することはなく、常に平均化している。日本人だけ、突然に猫ブームが到来したもよう。
グラフを長い目で見ると、日本では猫も犬も人気は互角のままで推移し、2011年3月を期に、両者ともに数値は上がり始めているのです。3.11の天災と人災が何らかの影響をあたえたのだと思われます。身近な動物によって癒されたいという心理状態もあるでしょう。それにしても、猫だけの人気急上昇はなんでだろう？
3.11 のあとから、猫と犬の人気数値にせまったキーワードを調べてみたら「スマホ」が上昇してきました。スマホは 3.11 以前にはずっとゼロのままだったのに、去年の2014年3月になると【 猫71・犬47・スマホ73 】と一番人気になっています。しかしその8月からは【 猫100・犬55・スマホ68 】と猫がチャンピオンの座をしめるに至るのであります。
ネット世界では、スマホが普及すると、インスタグラムで写真ゴッコが大流行し、Twitter や Facebook で拡散したことも考えられる。しかし何故、いままでは仲よく愛されていたはずの犬猫世界で、猫だけがブームになっちゃうのかが解らない。ヤツガレのごとき幼少の頃から犬猫好きで、どちらにも優劣つけることなぞ考えられない人間には、とうてい理解できそうにありません。それに何故3.11以後からなのかもやはり謎ですよね。
ヒマツブシついでに、この人をGoogleトレンドで調べると、2015年3月13日現在では 【 猫98・犬47・スマホ72・安倍晋三1 】と出ましたよ。上の写真は、LEGO の積み木猫(3cm）。孫のオモチャ箱からこっそり盗んできたもの（まだ孫は気づいていない）。
