ゆく年くる年

osamuharada2014-12-26

今年をふり返ると、世の中の閉塞感は去年よりもいっそう深まったような気がする。国民の無関心をいいことに、明治以来の薩長政権はヤリタイ放題の一年だった。来年はもっと闇雲に突っ走るのだろう。それにしても、自公民を撃退した沖縄県民にヤマトンチュは無関心だし、フクシマの子供たちに甲状腺がんが増え続けても世間はまったくの無関心だ。
ではいったい人々は何に関心があるのかなと不思議だったが、東京の地下鉄に乗ったとき、ほとんどの乗客がスマホ片手に小さな私的空間に引きこもっているのを見て理解できました。そうか今のネット社会では、自分の事にだけは妙に関心があるらしい。レストランへ行くと、自分がこれから食べるものをスマホで撮影する人が必ずどこかにいる。それをまた毎日Facebookinstagramなどで仲間にだけお知らせもしちゃう。最近聞いて知った言葉は「ジドリ」。スター気取りで自分の姿を写真に撮りネットで見せるのが流行中とかや。はたしてこうまで他人に無関心、自分の事にしか関心をしめさないところなどは、自己中アベ政権とほとんど同じことなのではないだろうか。いずこも客観性の欠如…。
それならぼくも負けずに、今年自分で飲んだBIOのボジョレーヌーボー写真を自撮りしちゃうぞ。→ http://osamuharada.tumblr.com/  このラベルで、まだまだフランスの風刺漫画家シネが健在だとわかり、オールドファンとしては嬉しかったというわけです。騎手の男もヌーボー一番乗りの図。前に書いたシネのワインラベル。→[id:osamuharada:20131027]