栗日記

osamuharada2014-09-19

今年も栗の季節になりましたね。栗は土鍋で蒸すと糖度が倍増するそうです。熊本県菊池産の栗を、愛用している織部の土鍋で蒸しました。ぼくの場合は、同じく菊地産自然農法の煎茶にあわせた「お茶うけ」が、この栗というわけ。我ながら煎茶と栗の絶妙なバランスの組み合わせができたな、とひとり悦にいっています。和栗は菓子などにせず、割ってそのままスプーンですくって食べるほうが好きだな、より日本人の自然感を味わうことができるもんね。
なにしろ一万年前、縄文時代から日本人は栗の木を栽培までして、ずーっと主食のように食していたのですね。遺跡から発掘される栗の木は20mを超える巨木もあり、大型の堀立柱建物に使用されていた例もありますよ(三内丸山遺跡)。栗は、かつて日本人の生活になくてはならないものだったようです。そんな長大な栗の歴史に想いを馳せながら、しみじみ煎茶を喫するのもまた一興です。
以前書いた栗のこと→[id:osamuharada:20080921] 和栗ではなく熊本県産利平栗ならモンブランがいいな→[id:osamuharada:20090926]