冬の沖縄日記

osamuharada2014-02-19

記録破りだという、東日本の大雪ニュースには驚かされましたが、そのさなかに(自称)最高責任者アベが赤坂の天ぷら屋にいたことで、国民への危機管理欠如としてネット上では大騒ぎになっている。例によってマスコミのほうでは問題ナシだけれど。 東京都の奥地でも大雪で陸の孤島と化しているというのに、マスゾ東京都知事は(都民の税金で)ソチ五輪見物にこれからいってきまーす、と不気味な笑顔でコメントしている。すでにこの大雪のせいで国内の死者が多数でているそうなのだが。
沖縄では、いまだに普天間辺野古をめぐってナカイマ県知事の猿芝居が続き、島内だけで物議をかもしている。このロクでもない日本列島で、せめても避寒だけにはなるから、と寒がりのヤツガレは冬の沖縄に滞在しています。気温はいつも20度前後、暖房いらず、コートも必要ない。花は咲き、木々に小鳥たちはさえずる。そして雪の降らない沖縄。近所の小学校では、福島から子供たちへ大量の雪がプレゼントされたそうです。この国の未来がますます不安になってくるよね。
煎茶の茶うけについての無駄話 : 沖縄名産「ちんすこう」や「サーターアンダーギー」は、残念ながらまったくヤツガレの口にはあわず、沖縄での茶うけ菓子に困っていたところ、国際通り「ふくぎや」の黒糖バームクーヘンが気に入りました。沖縄産の黒糖や塩、卵や蜂蜜を使った、ちょっと無骨で素朴な味わいが絶品。茶うけにピッタリ。今日の煎茶は、熊本県菊地市旭志の中尾さんが育てたもの。これだけ旨い煎茶は久しぶりだったので、思わず買い占めておきましたよ。
さて来週からは、渡り鳥さらに南の台湾へ(自前で)行く予定であります。茶藝館ブームの台湾では、むこうの緑茶を仕入れてくるつもりで、いまから楽しみなのです。旅の目的は、もちろん「故宮博物院」の中国美術で、こういったご時世だから、とくに明末清初の文人画、士大夫の矜持に触れてみたいと思っています。そういえば細川護煕さんは、還暦後に隠棲して文人画家になられていたという話も興味深かったな。