銀座4丁目遺聞

osamuharada2014-02-11

【銀座4丁目の合戦】では、完膚なきまで大敗させられたマスゾ&アベ軍団。政権政党の組織票のみでゾンビの如く甦ってしまう、できレースの都知事選。共産党の組織票さえも、きちっと萬年野党の座を確保させて、実は何も変わらない。そんな澱みきった政党政治が跳梁跋扈するなかで、一陣の【 リベラル 】の風が吹いた。保守層をも「反原発」に変えた、爽やかな細川&小泉軍の一戦は、歴史に残る名勝負だったと思うな。
この写真は69年前、敗戦直後の銀座4丁目交差点。このたび都知事選の合戦があった同じ場所。戦勝国アメリカ兵が、銀座4丁目交差点の標識の上に、TIMES SQUARE の看板をぶら下げては大喜びの記念撮影。左端の、あっけにとられて米兵を見上げている少年は、いまの細川さん小泉さんと同世代かな。戦争はそれぞれの少年期に強烈な影響を与えたはずだ。
わが団塊世代以下は〈戦争を知らない子供たち〉とまで歌われたが、またぞろ好戦的なアベやタモ神のような軍国主義者をも再生してきた。いまや戦争ゴッコのゲームで育てあげた若者たちに食指をのばし始めたレトロなオッサン軍団。一方の団塊、かつては学生運動で革命のゲバ棒を振りまわしていた左寄りの団塊爺さんたちのほうは、一体どこへ消えちゃったのだろうか…。