冬の沖縄日記

osamuharada2014-01-30

ついこの間、やったばかりのような気がするけれど、再び冬の沖縄で、東京都知事選を不在投票することに。前回は政党の組織票だけで圧勝したが、結局カネまみれの選挙ではダメだということを、イノシシ都知事が証明してくれた。鞄に現ナマが入るか入らないかで、いいトシしたおっさん達が大喧嘩した「お笑い東京都政」。東京都民であることがつくづく恥ずかしい。
もう都知事選などコリゴリだと思っていのたが、「原発即ゼロ・再稼動なし」でワンイシューの人が新たに出たからには、またヤツガレも投票する気になってきました。バカげた政党政治などとは関係なく、右でも左でもない。東京電力原発さえ止めてくれればそれだけでいい。これならダメもとでも清き一票を投じられる。
ともあれ、暖かい沖縄で、また邪馬台国沖縄本島北谷沖にあった説を検証しています。こんどは倭人伝に書かれた卑弥呼の女王国から北に属する21の国。これらがほとんど沖縄本島中部に密集していたという仮説をたてて、1700年前の小国の名と、現在の地名を比定することにハマっているわけです。倭人伝には《 女王国より以北、その戸数・道理は得て略載すべきも、》とあって、次に21の国名が列挙されている。
例えば【烏奴國】は「おな国」と読み、本島中部には【恩納(おんな)】という地名がある。【鬼奴國】は「きな国」で、読谷村にはまさに【喜名(きな)】という地名がある。本島中部に大半の国が密集していたと考えて調べると、すぐに12国は比定できちゃう。今に残るグスク(城)も多い本島中部。しかしその土地の大半は米軍基地であって、嘉手納の飛行場や弾薬庫地区にキャンプなどがひしめいている。そのすぐ南には普天間基地がある。しかも基地内の詳細な地名は地図に載っていないのね。その【嘉手納(かでな)】の古きは、【華奴蘇奴國】の「かなそな国」かもしれない。現在、辺野古をめぐって、強引で不遜なアベ政権と闘っている名護市ですが、【名護(なご)】は、女王国の北にあるもうひとつのほうの【奴國】「な国」だと思う。しかしほとんどが米軍基地内というのでは、フィールドワークはとても無理なようです。明日は、戦前までの古地図をどこかで探してこようかな。