エスプレッソマシン・カー

osamuharada2014-01-12

地方都市で、散歩がてらに古くて大きな古書店などを見つけると、たちまち古本数冊は買い込んでしまうクセが出る。買ったばかりの本をすぐに確認したくなるのもクセで、どこかにいいCaféでもないかなと探してみる。最近はどこの街でも若い人がやっている自家焙煎のコーヒー屋がすぐに見つかる。新しいスタイルのコーヒー屋がただいま流行中のようです。みずから Coffee Roaster (珈琲豆を焙煎する人)とか呼んでいるらしい。産地別コーヒー豆の展示方法や、ステンレス製の焙煎機や、大きなエスプレッソマシンなど、まずは見た目のかっこよさが売りのようだ。味覚はスタバと大差ないのだが、エスプレッソやカフェマキアートなどならまあ無難だと思う。Wi-Fiフリーだし、たいていスタバと違ってすいている。
去年ニューヨークへ行った時に、川向こうのブルックリンあたりで若者の間に流行っていた、味にこだわる新スタイルのコーヒー屋。日本のはその物真似にすぎないが、清潔感があって、気楽にエスプレッソなど飲みたくなったときには便利だ。 知らない土地のレトロな喫茶店では、よそ者には居心地が悪いし、煙草くさい。昔かたぎのサイフォンで入れる珈琲専門店の、豆はブルマンだのキリマンジャロだのとオヤジがカウンターで薀蓄たれる店もめんどくさい、おまけにジャズやボサノバ流されるのもうざったい。いまやもう流行おくれになってしまった本屋&カフェというスタイルになると、よそで買った古本はひろげにくい。外でコーヒーなんぞもう飲みたくなくなってきていたが、新スタイルのほうはまあいい感じ。しかしこれも流行だからすぐに終っちゃう可能性(経営的にキツそうだし)があるけれど、しばらくは、ちょっと街で一服するのにはいいかも。ところで日本人はいつからこんなコーヒー好きになったんだろ。
散歩のお供に孫を連れ歩き、コーヒー屋にもつきあわさせているうちに、見よう見まねで得意の【 LEGO 】を組みたてて「 これね、エスプレッソマシン・カーってゆうんだよ。」と新作オリジナルのカーをくれた(写真)。お、こりゃなかなかオツじゃないか、軽自動車をカスタマイズして作ったら流行りそうだぜ。どこも家賃が高くて採算取れていないんだから、これなら結構イケるかも、なんてアイデアを誉めてやったが、4歳の孫はそっち方面にはどうやら無関心のようだった。