沖縄ローカルNEWS

osamuharada2013-11-27

渡り鳥南へ帰る。寒くなってきたので、また暖かい冬の沖縄に来てしまった。「 汐の匂いのする町が、どこも俺にはふるさとさ 」というワケ。沖縄本島の南部にいます。
一昨日、近くの浜(この写真)を友人と散歩していたらちょっと暑くなってきたので、その先にある海岸レストランの、砂浜に出してある白いテントの日陰に入って涼んだ。ついでにそこでネパール人がつくるカレーを食べて、オリオンビールを飲んだ。 次の日のテレビニュースを見ていたら、その白テントが、真夜中の竜巻か局地的強風かで吹き飛ばされて、折れ曲がった骨組みパイプ残骸の映像が大写しで流れていた。怪我人は誰もいないが、昨日のあのテントはもうなくなったのだ。危ないところで九死に一生を得たと言ったっていいはずだが、何故か笑ってしまった。こんなことが TOP NEWSになっちゃうのかよ。
全国ニュースでは、何が秘密かそれは秘密の特定秘密保護法案可決(どうせ次の参院でも可決)と、イノシシ偽造借用書の爆笑ニュースが報じられていた。それに続いて、沖縄から出馬した自民党議員が五人とも(予測どおり)寝返って、米軍の辺野古移設を容認したニュース。さっそく仲井真沖縄県知事沖縄電力会長さん)が、アメリカ大使館のスイート・キャロラインのところへ御礼参りにゆく(予定どおり)と報じられた。
すべて出来レースなのに、さも、いま起きたばかりの NEWS のように報じられるところが、実にニクい演出だね。 来年早々、アベはダボス会議へ御礼参りにゆく重大任務があるので、いまは前倒しで何でもかんでも決めなくちゃならないのだろう。 どうせすべて決まっているなら、来年一年間分の NEWS を、この年末あたりにまとめて先に一挙放送したらどうだろう。こっちにだって来期のスケジュールがたてられて便利なのにな。 しかし、こんなアホらしい大政翼賛会の予定調和ニュースに比べれば、《 予期せぬ強風によるテントの死 》ニュースのほうが、なんだか「詩的」で、この渡り鳥にはお好みです。