湯を沸かす

osamuharada2013-05-18

煎茶とコーヒーに紅茶。日常使う〈湯沸かし〉歴は古いのですが、近頃気に入っているものは、卓上用の「電気ガラスケトル」であります。とくにポコポコ湯が沸騰するさまが目に見えるところ、これが楽しくていい(どうでもいい話ですが)。
若い頃は鉄瓶(わざわざ炭火で)や、琺瑯、ステンレス製のヤカンなど数々使ってきたけれど、どれもこれも火にかけるのに、いちいち台所へ行ったり来たりが面倒だった。うっかりすると空焚きしちゃう。あわてると火傷もする。それで、沸騰したらピーッと鳴くケトルも試してみたが、いつもヤカンごときに号令をかけられているかのようで、ノンビリ茶でもたしなむかという気分が阻害される。煎茶の場合は、二、三煎目まで湯をさしかえて(湯ざましで温度調節もして)使うので、象印やTHERMOSの魔法瓶(レトロなる名称)などに湯を移しかえていたが、その途中で温度も下がるし、これまた面倒くさいのにかわりない。部屋を替えてあちこちポットを運ぶにしても重たすぎる…。
というような、つまらん苦行の遍歴を重ねてゆき着いたところが、このVitantonio のガラスケトルなわけでした。もっと良いものが他に出るかも知れないけれど、現状コレでOKです。耐熱ガラス部分はドイツのSCHOTT社製で、あとは中国製のようです。身近に置けば、水量や、湯が沸く過程がひと目でわかって便利です。耐熱ガラスの注ぎ口は、意外にも湯を細く落とせるので、ドリップコーヒーにもよく合います。この清潔感あふれる、透明な耐熱ガラスケトルを愛用して、現在は3器が元気よく稼動中です。