『古今亭文菊 落語会』

osamuharada2013-05-12

お待たせいたしました。『古今亭文菊落語会』のお知らせです。
まだ真打一年生の文菊師匠。ますます張りきってレパートリーを増やしているようです。お笑いタレント化してゆく若手噺家が多いなか、文菊君は本格的な江戸の古典落語に精進してゆくことでしょう。いつもパレットクラブ寄席では、重複をさけて初めてのネタばかりで挑んできました。さて今回はどんな噺を聴かせてくれるのか、是非お楽しみください。(席亭)
   
  い ち 早 き 祭 い づ こ の 若 葉 か な    万太郎
   
      第十八回『古今亭文菊 落語会』  六月七日(金)
      午後七時開場、七時半開演   木戸銭・千五百円


本日よりメールにて御予約うけたまわります。メールは→ information@pale.tv
場所・PALETTE CLUB 東京都中央区築地4-11-10 電話(03)3542-8099  地図
前回までの文菊・菊六落語会の話題はコチラです。(上の図版:花柳章太郎の舞台衣装より)
六月八日追記:昨夜もいっぱいのお運び、ありがとう存じました。文菊師匠、まず一席目は『猿後家』。もとは上方噺だったようで、女性の容姿へのコンプレックスが執拗なところ、そこが江戸の女とはちょっと違うかな、などと思いました。どうもこのテーマでは、男にはよくても、特に若い女性には嫌われちゃいそうな噺かもしれませんね。しかし文菊は年増の女性を、ごく自然に難なく演じきっていました。 続いて二席目は、よく六代目三遊亭円生がやっていた『茶の湯』。これは恐ろしくまずいものを飲み干さねばならない時の、顔の表情が可笑しかった。これにはつい爆笑させられましたよ。やはり「笑う」ということは素晴らしいことなのですね。文菊は早くも真打としての貫禄が出はじめたのか、こういった滑稽な噺でも、芸に奥行きと余裕が生まれているのは嬉しいことです。さて、次回はちょいと夏休みをいただいて、秋十月の十四日(体育の日)に決まりました。詳細はまた近くなりましたらお知らせいたします、お楽しみに。 席亭