『古今亭文菊 落語会』

osamuharada2013-01-17

お知らせ。
今年初めてのパレットクラブ寄席『古今亭文菊 落語会』です。文菊の真打ち昇進となって半年あまり、いよいよその成長ぶりが期待されております。
あいも変らず困難な世相が続いてはいますが、ひととき現代を離れて、ノンビリと江戸落語の古典に親しみ、豊かな笑いを愉しむこともまた一興かと存じます。来たる二月十五日、金曜日の夕刻より開演。本年もまた文菊ご贔屓お引き立てのほど、御願い申し上げたてまつります。(席亭)
  帶 揚 げ の 朱 ヶ の い と 濃 く 冴 返 る  万太郎
      
      第十七回『古今亭文菊 落語会』  二月十五日(金)
      午後七時開場、七時半開演   木戸銭・千五百円


本日よりメールにて御予約うけたまわります。メールは→ information@pale.tv
場所・PALETTE CLUB 東京都中央区築地4-11-10 電話(03)3542-8099  地図

前回までの文菊・菊六落語会の話題はコチラです。(上の図版は国芳
二月十五日追記:パレットクラブ寄席では、真打・古今亭文菊師匠となってからの初高座。一席目は『権助提灯』で、女同士の悋気(ジェラシー)を、文菊らしく繊細に、しかもサラっとして可愛らしく表現していました。 この噺、本妻とお妾さんとの関係ですが、現代女性にはどんなふうに感じられるのかな?と後でちょっと気になってきた。  二席目は、ついに真打らしく、かの『居残り佐平次』に挑戦。こっちで気になるのが、後半の芝居がかりになる佐平次のセリフでした。よほど歌舞伎好きでないことには、この部分が笑いにつながらない。忠信利平の「抜け参りからグレだして…」などなど。さいわいパレットクラブ寄席は年配のお客さまが多いからか、この部分も無事クリアーしたのでホッとしました。しかし、これからの古典落語の継承については、若い観客にとってもなかなか難しいものになってゆくのだろうな、と老婆心ながら思ったようなわけで…。 さてまだまだ続く、次回の「古今亭文菊落語会」は六月七日(金)です。またお待ちしております。