DOOM and GLOOM

osamuharada2012-12-20

贔屓の女優ノオミ・ラパスが、ストーンズ新曲のプロモーションビデオに出演している。それも映画「ミレニアム」のリスベットを彷彿とさせて、超パンクでカッコいい。おん歳六十九才のミック・ジャガーとの競演ブリも板についている。ミックはこのトシでこの最先端モード。それに声がまったく衰えをみせてないところは驚異的。
タイトルのDOOM and GLOOMとは成句で、希望の無い状態をさす言葉らしい。八方ふさがり、というような事態でしょうか。DOOMS DAY なら、世界が終わる日だ。ちょうど今の不穏な時代にピッタリのPUNKな ROCK。カネと戦争に明け暮れる世界を揶揄して、リスベットが中指を突き立てる。ライターに火をつけると原爆のキノコ雲が舞い上がる。といった過激な映像だが、可愛いらしいところもちゃんとあって笑える。
WOWOWでは、先日の選挙投票日に、朝からニュージャージーの「ザ・ローリング・ストーンズ50周年記念ライブ」生中継をやっていた。テレビのインチキ選挙速報見るよりマシだろう。こちらはレディ・ガガもゲスト出演。世界同時中継だったそうだ。ミックはこの新曲DOOM and GLOOMも歌っていた。はち切れんばかりの元気なステージ。三時間近く動き回っても声が出ている。ついでにエセ大日本帝国などクソくらえFUCK YOU !と叫んでくれているようで、オレは溜飲が下がったぜ。
同時にWOWOWが放映したDOOM and GLOOMノオミ・ラパス出演のビデオクリップは、修正部分は何もなかったが、YouTubeストーンズのオフィシャルサイトのほうを見てみたら、やたらとボカシが入っている。向こうでは、映像のコードに引っかかるらしい。画面を見比べると、拳銃、血、煙草、酒、中指、そしてはだけた胸の部分が消されていた。ド迫力に欠けているのが残念。しかしそれだけ厳しく規制したって、つい最近もアメリカの小学校で銃の乱射事件。子供たちが犠牲になったばかりだ。ことも愚かやアメリカ国内では、小学生の時から護身の銃を持たせておくべきだ、との声が大人たちからあがっているそうだ。キリスト教でDOOMS DAYは、神の裁きが下る、最後の審判の日のことだ。世界の終わりが始まる DOOOOM and GLOOOOM。 (写真のTシャツは、那覇の古着屋でなんとなく買ってしまったけど似合わないので着られない。)
コチラ↓がオリジナル。

オフィシャル版が、コレ↓