軍隊と総理大臣

osamuharada2012-12-08

原発プルトニウムをつくりだすための装置で、対外的には「核抑止力」として機能している。と読売新聞が社説でバラしていた。国内向けには「核の平和利用」、外国に向けては「核武装」と平気で二枚舌を使ってきたことになる。原子力ムラとは、軍産複合体がバックの極右勢力に他ならないわけでしょ。こんなこと誰でも知ってると思っていたら、ウソでしょという人のほうが多いので驚いた。
こんどの選挙では、その極右勢力の使いっ走りのアベが出てきて、憲法九条を書き直させ、全世界に向けて日本は軍事大国である、と知らしめたいらしい。ヤラセくさい北朝鮮ミサイル発射騒ぎが、うまいタイミングで選挙の後援をしている。同じく戦争好きな石原が、尖閣でシナが攻めてきちゃうぞ、と国民に脅しをかけて核武装を正当化する。極右の恫喝チームプレイだね。
北朝鮮は12年前にイギリスと国交回復していて、2002年にロンドンとピョンヤンにそれぞれ仲良く両国の大使館ができている。ドイツ、イタリアも続いた。しかしアメリカと日本は絶交状態のまま。変だと思いませんか。もし本気で日本を攻める気が北朝鮮にあるならば、とっくに50基以上もある原発のどれかを先制攻撃しているよね。こんな安上がりで簡単な攻略法は他にないもんな。核抑止力など存在していない。通常兵器で原発を狙うのがほんとの核攻撃。でもどこの国もそれはやらない。お互いに脅しあっていれば軍産複合体が儲かる仕組みだから。 軍事政権が一国を支配するには、仮想敵国さえあればそれですむ。実際の戦争が起らなくたってかまわない。血の気が多い若者はイスラエルにでも援軍にゆかせて実弾使わせてやれば気がすむだろうしね。こんどの選挙で、自公民維新政権が成立したら、時代錯誤の大日本帝国に逆戻りするだけでしょう。
大日本帝国憲法をつくった、日本最初の総理大臣・伊藤博文は、長州(山口県)の束荷村の出身。この近所の田布施からはアベのじいさん岸信介と、その弟の佐藤栄作が出ている。この辺りは田舎なのに総理大臣がいっぱい。この怪しげな地区と伊藤博文を調べれば、明治維新の真実の姿も見えてくるのだが…。
明治の陸海軍は、軍資金を100%イギリスから借りて、中国ロシアと戦わせられた。ほんとはイギリスの代理戦争なのに、大日本帝国は日清日露戦争で一人勝ちしたと大喜びしてしまった。ヨーロッパ第一次世界大戦ではイギリスにくっついて戦勝国の仲間入り。日本の男どもは邁進して、アジア最強の軍事大国だと気が大きくなり、中国朝鮮を侵略した。欧米列強は、こんどは邪魔になってきた日本の帝国陸軍を叩きつぶすために、太平洋戦争を始めさせた。それも元はイギリスがつくった日本海軍をうまく利用してね。だから真珠湾攻撃山本五十六だけは、いまでもアメリカで英雄あつかいされている。そして敗戦後から現在にいたるまでも、裏で英米が支配をし続けている日本。憲法九条を書き直しても独立などできない。次は国連軍の仲間入りをさせられて、世界中の戦場へと若者たちを送り込む。それも徴兵して無理やり連れてゆく。
そういえば今日、12月8日は、対英米開戦記念日でしたね。ニイタカヤマノボレ1208。アメリカではREMEMBER PEARL HARBOR!の日。日本ではトラトラトラの日。つまらないことを思い出してしまったな。
沖縄南部の自衛隊基地にも、対北朝鮮ミサイルのための迎撃ミサイルが配備されたところです。選挙の投票日あたりに、町内放送で「ミサイルのかけらが落ちて来るかもしれませんので注意してください!」とアナウンスがありそうです。ヤツガレはのんびり散歩がてら不在投票に出かけるかと思っていた矢先に嫌な気分。それでこんなこと書いてます。
上の写真は、明治初年、築地ホテルの浮世絵です。ホテルと船にもアメリカの旗がたっている。明治維新にご興味あるかたは前に書いたコレ読んでみてね。→[id:osamuharada:20080918]   日本の空軍(航空自衛隊)をつくったのはアメリカの爆弾男→[id:osamuharada:20080806]