マイヨールと地質学

osamuharada2012-01-08

再び熊本に。この広々とした冬枯れの芝生が気持ちよいので、ゴロンと横になって日向ぼっこをした。この熊本城二の丸に面して、県立美術館のカフェがあるのですが、来てみたら春先まで工事中で休みとは残念。このカフェのテラスは熊本で一番気にいった場所なのにな。テラスに座り楠の大樹の下から、視界180度の広大な広場を眺めるのが楽しい。全体が高台にあり、石垣が巡らされた城趾の広場で、遥か遠くに熊本城の天守閣を望む。車が入ってこないから静かで、小鳥のさえずりがのどかに聞こえる最高のローケーション。初夏に来た時には、涼しくて半日過ごしても飽きなかった。美術館ロビーに、マイヨールの彫刻『フローラ』を置いてあるのがことのほか嬉しい。美術館:http://www.museum.pref.kumamoto.jp/index.php
このまたさらに奥へ進むと、熊本県立博物館がある。前回来た時には、ここの地質学コーナーの展示を観ているうちに、倭人伝(しつこいようですが)の【奴國】と次の【不弥國】の位置を確認(自説)できてちょっと興奮しましたよ。ヒントは2千年前の有明海にあり。考古学より地質学で判っちゃったところがミソです。「耶馬台国九州説」で、権威ある森センセイ、古田、安本の両先生、肝心なところを見落としていますよ。といっても誰も相手にしてくれないけどね。ともあれ、近くの好きな美術館カフェで、この戦果を味わいながら飲むコーヒーは、格別に旨かった。博物館:http://webkoukai-server.kumamoto-kmm.ed.jp/web/index.shtml