復興カジノ

osamuharada2011-06-21

東日本大震災の復興計画と称して、仙台をカジノ(公営賭博場)にする案が決まりそうだ。仲よく超党派でつくる【カジノ議連】(国際観光産業振興議員連盟)のことだから、民主党がオススメする【カジノ合法化法案】は国会ですぐに可決されちゃうだろう。→http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110617/plc11061701390000-n1.htm 東北復興の目玉→http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110621/plc11062119230020-n1.htm
海外からもバクチ好きな観光客を仙台に集め、カジノでマキあげた賭け金の一部を東北に分けあたえるという、国定忠治親分のような、おカミの慈悲深い復興策ではないか。で、まずは仙台を《日本のラスベガス》にしちゃおうという計画だ。震災復興のためなら、鉄火場で稼いだダーティー・マネーだって誰も反対やなんかしないだろ、というのがミエミエの法案だよね。このたびの震災がなければ、東京お台場か、沖縄が候補地だった。ドサクサにまぎれてこの法案さえ通すことができれば、あとは東京も沖縄もラスベガス化がすんなりOKになるだろう。
ギャンブル嫌いなのに、このニュースにヤツガレが引っかかったのは他でもない、前に「お笑い日本経済」と題して書いたあの「パ業界」のことなのね。→[id:osamuharada:20110108]
つまり、【カジノ議連】のもう一つの目的が、【パち○コ換金合法化】なのだよ。そもそも「パ業界」は、【風営法】で遊技場として許可されているだけ。景品くらいならいいけど、現金に替えたら賭博になっちゃうから違法なのだ。つまり御法度(ごはっと)なわけ。そこで、ケイサツの裁量?というもので、景品交換所を黙認してもらっているのが現状なのだ。これじゃ裏街道でヤバイだろというので、カジノと一緒に「パ」も公営ギャンブルとして、正々堂々と博打をうてるようにしたいんだよね。なにしろ貸し玉料が21兆7000億円だもんな。カジノに便乗して、めでたく合法になったあかつきには、親分さん、そっちのアガリも復興支援に10兆ばかし、恵んでやっておくんなせえやし。
何でもいいけど、かくして合法ギャンブルで稼ぐ人々と、新たな脱原発利権(太陽や風)でひと儲けたくらむ人々が、復興を支えてくれたら、日本の未来は明るいぞ。と、ホントに信じられたらいいのにな。コレで復興したらどんな国になっちゃうんだろ。