クールビズはクールか?

osamuharada2011-06-01

「節電」対策のひとつとして、本日6月1日からスタートした「スーパー・クールビズ」。今夜9時のNHKニュースをぼんやり見ていたら、ビジネスマン向けの、さまざまなクール・ファッションが紹介されていた。そのなかでも、ぼくにとっては、とびきり忘れがたき、素敵なあの「靴」が登場していたのでビックリ。
今回はこの「靴」、以前とはまた違って、「クール」(涼しい)という面からのみで、とらえられているようです。しかしいずれにしても、スタイリッシュなビジネスマンの方のお役にたつ、便利で「クール」(カッコイイ)な、「靴」(実はサンダル)が、再びNHKのニュースに登場したのは、GOOD NEWS ? といえるでありましょうか。→ http://d.hatena.ne.jp/osamuharada/20090806
ところで「節電」なんて無用、と前回書きましたが、今週の『週刊朝日』の広瀬隆さんの詳しい情報を読んでいただきたい。全国の電力会社は、原発無しでも充分やっていけるということ。例えば東京電力は、今夏、最大に電力を出したら、使いきれないほどに電気が余っちゃう。
広瀬さんはこう書いておられる。→【 ● 東京電力は、5月13日に、8月末の電力供給力を従来計画に500万キロワット上積みにして、5620万キロワットに拡大し、供給不足が深刻な東北電力に最大140万キロワットを融通することにした。なんだ、東京電力は電力不足ではなく、電力過剰だったのだ。 】とね。
ところが今夏、東北電力のほうでは、【 津波被害がすさまじかったので、産業を含めて大幅な経済の沈下のため、電力消費も大幅に下がると予測される。】ということもあって、東京電力の余りモノはいらないかもしれないのだ。その余った電気はどこかに捨てちゃうのかね。国策である「節電」と「スーパー・クールビズ」を、どうしても成功させるためには邪魔だもんね。
しかもだよ、東北電力のほうだけでも、かなりの余力が出そうだという。さらに停止中の原発については、【東通原発女川原発が運転再開の見通しが立っていないので、事実上「原発なしで大丈夫」であることが、自然に実証される。】とのGOOD NEWS!なのでありました。というワケで、ビジネスマン諸君よ、無意味な「節電」なんて、やめとくほうが「クール」だぜ。