秋のボサ・ノヴァ

osamuharada2010-11-10

ようやく、待ち遠しかった秋らしい秋がやって来た。今年の夏は、インストルメンタルボサ・ノヴァばかりを聴きながら、猛暑をやり過ごしていたけれど、秋になると、なんとなく人の歌声が恋しくなる。夏の続きで、今日もまたボサ・ノヴァ
久しぶりに、レイラ・ピニェイロを聴いている。ブラジルの歌謡曲歌手。この人の歌唱は、ナラ・レオンアストラッド・ジルベルトの都会的なハスキー声じゃなくて、もう少し情念がこもって演歌っぽい。ボサ・ノヴァのスタンダード曲を聴いてみると、ポルトガル語に「小節」がきいているかのようで、ジャズ・シンガーの歌うボサ・ノヴァとも、ちょっと違っているような気がする。1960年、アマゾン河口のベレン、ナザーレの生まれ。21歳の時に、リオに来た。いかにも土着のラテン音楽らしさがあるので、そこのところが好きです。静かな夜に、レイラ・ピニェイロを聴いていると、暑いブラジルの歌なのに、夏というより秋を感じるのは何故だろう。