夏休み計画

osamuharada2010-07-21

今年は関東地方だけがカラ梅雨だったようで、各地で記録破りの大雨でしたね。それもすっかり梅雨明けして、全国的にたちまちの猛暑日となりました。いきなり最高気温35度はきついですな。 昔からクーラーをつけてガンガン仕事をするというタイプではなかったので、夏はいつもロングバケーションということにしています。自由業の良きところは、無理を押して働く人も、ヤツガレのごとくすぐに仕事をサボるのも、どちらも自由で本人次第ということです。
毎年夏休みには、ひとつ大きなテーマを決めて、資料を集めベンキョウしてきました。閑人の暑さしのぎ計画です。 去年の夏には「坂本龍馬暗殺」のコレぞ真犯人!を、独自の考察(まだ誰も気づかないな)で確定することができちゃった。さらに今年の夏は、その龍馬が望んで(暗殺されたホントの原因ですぞ)果せなかった「日本の統一通貨制度」が出発点で、幕末から現代にまで尾を引いている「世界金融」をケンキュウすることにしてみました。
これからの世界経済はどうなるのか?という推理が、楽しい夏休みのテーマですよ。 日本経済は’08年リーマンショック以前の景気に戻ったから安心せよ、というような政府や御用ジャーナリズムの甘言は、とてもじゃないが信用できない。体制側の経済学者でも、浜矩子先生(名言「ユニクロ栄えて国滅ぶ」で有名)の本は、納得できちゃうけど。 それより去年の10月までアメリカ国家とFRBが、巨大金融機関をつぶさないためであると言い訳して、天文学的数字のドルを貸し出したはずだが、そのバーチャルなマネーは、またぞろデリバティブなどハイリスクの金融商品に化けて、世界賭博場(浜先生いうところのグローバルジャングル)に出て行ったという。そのマネーがまた金融バブルを生んでいるというのに、2番底はもう来ないだのと、まともな報道はゼロにちかい。薄氷を踏んで渡っている世界経済が、猛暑で溶けかかかっているような今年の夏。やがて大惨事に至る予感がするな。ともあれ当分このテーマで、今年の夏休みは退屈することがなさそうです。(写真は、島のアトリエ3階、ベッド脇の窓から見た山の景色。今年も暑くなりそーじゃのぉー!)