フラダンスの柄

osamuharada2010-04-14

ハワイでは、日本のオバサン&ギャルのフラダンスチームが、大挙して団体旅行でやってきていた。フラダンスに必要な、衣装やLeiやアクセサリーを買いあさる勇ましい姿をあちこちで見かけた。年齢を問わず日本人女性たちの元気がいいのには驚いた。昔はフラメンコ、今はフラダンスを踊るのが流行っているらしい。日本の高校生たちの間ではヨサコイがブームだし、古来より踊ることが好きな民族なんだな。
踊りよりも、ぼくはフラダンスをモティーフにした絵が好きだったので、ハワイでいろいろ採取してみた。米や麺類、うどん粉などの、ハワイ製のパッケージに使われていたり、ビールや清涼飲料水、スナック菓子やアイスクリームにもフラダンスのイラストがある。50、60年代ハワイのコマーシャルアートの本などを見ると、やはり古くからあるもののほうが、ヒナびた感じでいいな。最近の観光客用にオミヤゲ屋で売っているようなフラダンス柄にはいいものがない。コンピューターで描かれたイラストが多く、踊り子にエキゾチックな風情が出ていない。探すなら(そんなモノズキはいないだろうが)日系人の経営するスーパーマーケットに古くて面白いもの沢山ありマス。
ハワイの骨董屋でみつけたのが、この KAPIORANI Drive Inn Restaurant のお店で使用されていたボウルです。今はもうないドライブイン。このフラダンス柄が一番気にいった。ヘタな絵なんだけれど60年代のハワイの気分が横溢している。ポリネシアアメリカが合体しているデザイン。
フラダンス柄の他に好きなのが、椰子の柄。これもいろいろあって楽しくてキリがない。写真にあるのは、Hand Made in Hawaii のお箸です。ハワイ特産の銘木コアの木で作られている。持つと軽いけれど堅い木で、使ってみると手によく馴染む。あのウクレレに使われる、木目が美しいKoaですね。椰子の絵が描かれている帯がいい感じで捨てられない。