遅咲きの島の桜

osamuharada2010-04-11

島の山桜はほとんど散って、鮮やかな緑の若葉ばかりになったけれど、アトリエ2階の窓外には、ちょっと遅咲きの山桜が満開になっていた。それで今日は部屋からお花見ができましたよ。暖かかったので、窓を開け放って、午後は読書三昧でした。しかし鶯の声を聞くと眠くなる。それで煎茶を喫しては、また読書。 東京にいると、何だか落ち着かなくて、本もユックリ読めなくなってきたのはトシのせいでしょう。島の自然のなかにあれば、頭がスッキリしてきて、空想力も湧き出てくるような気がしています。
本もネットで読めちゃう時代になったけれど、やはり読書だけは紙の本につきるかな。 活字で印刷された古い本ばかり読んでいるせいか、ネット上に浮かぶフォントの文字を読むと、頼りない気がして、どうも信用ができない。それにネットは目も疲れるしね。などとトシよりくさいことをブログで書いているのも変ですが。
読書には、静かな環境だけでなく、座り心地の良い椅子が肝心ですね。昔から椅子というよりソファに寝っ転がっての読書が好きでした。眠くなれば起きあがって、ちゃんと坐り直して続きを読む。小説や雑誌はほとんど読みませんが、例えば富岡鉄斎の事跡や絵画などについて書かれている本の場合、背筋を伸ばしてソファに正座している自分に気がついて笑える。写真はその愛用のソファです。
コレは前にも書いた、ハンス・ウェグナーのソファベッド→[id:osamuharada:20060802]
愛用のもうひとつは、イサム・ノグチのソファです→[id:osamuharada:20060810]
島の桜→→[id:osamuharada:20080402] 島のサクランボ→[id:osamuharada:20080529]