丸十とメープルシロップ

osamuharada2009-09-14

今が旬、丸十(薩摩イモ)の季節ですね。いつもの島の地産地消マーケットへ買い物に行くと、大小とりまぜ、中身が黄色や紫色の丸十が勢揃い。旨いからとあれこれ調子にのって食べちゃうと、胸焼けが待っている。マーケットのオバチャンは、薄い皮ごと食べれば胸焼けなんかしないわよという。次に試したらその通りで、いくらでもOKでした。しかし皮そのものは旨くはないし、芋だけをタラフク食うというのも何だかヤルセない。戦時下だったらしかたがないけれど、まだあんまり焼きイモを主食にはしたくないしなァ。
で、可愛いらしい小ぶりの、7、8cmくらいの丸十にすれば、朝の煎茶の、茶ウケとしてもイケちゃうのですよ。大きいのより小さいほうのが、より甘いそうで、茶菓子のような感じになる。ただ茶うけとしては、甘味がやや単調なので、近頃気に入ってる香り高いメープルシロップを、ちょとかけてみたところ、2種類の甘味が互いをひき立て、イモとは違った新しい風味のお菓子になるのです。スプーンでしゃくって食べる。シンプルで甘過ぎず、秋の味覚をより強く感じる。カナダ産のメープルは日本語で砂糖楓(サトウカエデ)というくらいだから、こっちもまた秋らしい風情があるわけですね。これを自然農法の古風な煎茶に合わせれば、さらにいうこと無し。3時のオヤツで紅茶かコーヒーにする場合は、丸十にバターをのせてメープルと組み合わせると、シックリしましたよ。見た目はサエなくとも、超簡単で実に旨い!秋のお菓子。