京都紅葉

osamuharada2008-11-11

たまたま紅葉観光で人がいっぱいの、十一月の京都へ行ってきました。用事が済んだあくる日の朝、例によって煎茶(寺町・一保堂で)までの散歩コースを、せっかくだから、ぼくも紅葉見物しながら歩こうと思い、宿泊していた蹴上の都ホテル、眺めの良い七階の部屋から見渡してコースを計画。上から見て、紅葉が見頃で、しかも人がいそうもない道筋を選んだ。三条通を渡って、瓢亭の横から無隣庵の庭へ入ってみる。今年は紅葉が例年より遅いそうで、まだ始まったばかりという感じ。ここは観光客が誰も来ていなかったので、造園家・小川治兵衛の美しい作庭を一人ジメできちゃった。あれから平安神宮の赤い橋を渡り、近代美術館をのぞこうかと前までは行ったが、ヒトが多いのでやめた。アーツ&クラフトと民芸の展覧会、別に見なくてもいいや。橋をまた戻って、美術館の堀の対岸の紅葉を楽しむことができました(写真)。色とりどりの落ち葉を踏んで歩くのもまた楽し。二条まで上ルと、角の細身美術館も混雑してそう、ここではまた琳派展。ぼくはこの琳派というデタラメな新しい呼び方が気に入らないし、これも見なくていいや。後は二条通寺町通まで真っツぐ、途中の古本屋で四十年前に読んだエド・マクベインの初期「87分署」シリーズ(ハヤカワ・ポケット・ミステリー版)を5冊(百円均一)買う。二条の橋から鴨川を眺めて、木屋町通河原町通を横切り寺町通。曇っていたので顔のでかい犬ムサシは外に出ていなかった。もう寒いもんね。(id:osamuharada:20080426)  一保堂茶舗「嘉木」で、煎茶・嘉木を喫す。栗の饅頭が茶請けに付いてきたが、甘すぎて半分残す。栗は何もしない自然そのままがベストでしょ。さてそこで、これから今日はどこへ行こうかなァ?とユックリ考え始めたのでした。