ありふれたベゴニア

osamuharada2008-10-24

一昨年の夏、テーブルの上に鉢植えのベゴニアを置いて眺めていた。その秋には鉢から出して庭の片隅に植え、何もせずに放っておいたが、今年になってもまだまだ元気よく咲き続けている。 前より花の数は増えているようだ。そばに寄ってつくづく眺めてみたら、一輪ごとの花の形がしっかりしていて、鮮烈な濃いオレンジ色が美しい。明るい緑色のハート型の葉には、赤い縁飾りがついていて、どことなくトロピカルな感じもする。 連想が働いて、ハワイ土産のハイビスカスの絵のある小グラスに挿してみた。 二年ぶりのテーブルに置いて、今日は再び身近に眺めています。 外は雨だけれど、たったこれだけのことで室内がパッと明るくなった。  このベゴニアを、ウィキペディアで調べてみたら、「おそらく日本で一番ありふれたベゴニアである。四季咲きベゴニアとも呼ばれている。公園や学校に植えられている小さいベゴニアはほとんどこの種である」と、そっけない。「ありふれた」では、なんだか粗末な扱い方のようで、コレじゃ花が可哀相ではないですか。 それゆえ判官贔屓(ホウガンビイキ)の念にかられ、いよいよもってこのベゴニアが、ぼくには可愛く見えてきた。しかして、ワザワザここにて、ちょっとお披露目する次第。