夏の終わり

osamuharada2008-08-24

暑かった島の夏も過ぎて、朝晩の涼しさには、もう秋の気配がしてきましたよ。アトリエの三階から見渡す(一昨日の写真)と、早くも島桜の葉がところどころ黄色く色づき始めています。もうしばらくしたら、一段と枯れ葉色に変化して、台風でも来ればすっかり落ちてしまうのでしょう。そして秋が静かにやって来る。 若い頃には、夏が終わると祭りの後のような、一抹の淋しさを感じたりしたものが、トシとると逆にホッとしたりするもんだなァと実感しています。 四季がある日本はつくづくありがたい。全国的に異常気象が続いていても、何とか四季の移り変わりを楽しむことはできる。これからぼくにとっては「美術の秋」到来です。絵を描いたり観るのに、いよいよヤル気が出てくる季節。夏の終わりは、その秋の始まり。さて、今日はこれから「芸術新潮」十月号の美術コラムを書くところです。まずは煎茶を喫してから。