カレーライスの皿

osamuharada2008-08-20

カレーライスは日本の国民食だという。ぼくもフツーに食べるけれど大好物ではないな。それでも暑い夏には無性に食べたくなるから、季節の洋食という感じですか。 明治時代に英国(特に英国海軍)から入って来たカレーは、すでに米飯とセットだったというから、かつてインドを植民地にしていた英国のコロニー料理が、後年日本にやって来たものといえるでしょう。それでも百年前から日本人はカレーライスを食してるわけだ。好きだよねェ。 しかし本格的インド料理としてのカレーが日本でも大衆化したのは、つい1990年代のことなので、本当のインドカレーのほうはまだ新しい。こっちはなかなか馴染めねーな、というぼくは古いタイプの日本人です。 ともあれ日本人は天ぷらやトンカツのように和魂洋才で、カレーまで自国の料理にしてしまうところが偉い?よね。 さて美術好きとしては、つい食器にまでこだわる悪いクセがあるので、夏のカレーライス用の皿といえどもコダワッてしまう嫌な性分。で、夏にはスージー・クーパーのデザインした古い皿を愛用しています。コレ(写真左)に盛ると何故か食欲が出てくるから、自分には一種のプラシーボ効果があるのでしょうね。今夏もこの米印デザインの大皿でカレーライスを(週2ですが)食べて何とか暑さを乗り越えられた。同じくスージー・クーパーの右の中皿は、カレーの付け合せグリーンサラダ用にセットで愛用しています。英国のスージー・クーパーについては以前書きました。[id:osamuharada:20051107] 読み返したらスージーさんにワルいからカレーなんぞ食わない、とナマイキなこと書き反省しています。カレーライスが英国経由で来たことを失念してたのです。実にどうでもいい話ではあります。