信太郎うちわ

osamuharada2008-07-14

まだ梅雨明けではないというのに、この蒸し暑さ! 外出時にはヤツガレも扇子が欠かせない。しかしサングラスをかけて、扇子であおぎながら道を歩いていると、アブないと思われるのか人がよけて通る。なので歩く時には扇子をガマン。外ではコレがつらいです。 家にあれば、誰はばからず団扇が使える。昔からクーラー嫌いなので、団扇は夏の必需品。  これは古く三越で発売していた、鈴木信太郎の染め紙うちわです。最近ますます鈴木信太郎検索で見にこられる方が増えたので、こういう珍しいのもありましたと、ちょっとお披露目。 やっぱり祭りの神輿を描いても信太郎画は、何となくほのぼのとしていますね。気風の荒い江戸ッコの祭りではないでしょう。どこか田舎のお祭りかな、町中というより田んぼでも背景にしていそうですよね。どうりでコノ団扇であおぐと、気のせいかユッタリとした涼風を感じる。プラシーボ効果かな? この信太郎の団扇絵、サインである「す」の一文字を置いた位置が絶妙なのです。どこでも良さそうなもんだけれど、この布置こそ信太郎ファンを唸らせるデザイン要素であるとも思いたい。