アジサイと統計

osamuharada2008-06-11

先週末、梅雨の晴れ間をぬって、島のアトリエに古くからの友人達がやってきた。オール団塊世代。統計によると、団塊(嫌な言葉だな)の男性25%が、還暦過ぎてからやりたい事の一番は、ゴルフだそうだ。今回男女合わせて7人のうち、男2人は島のゴルフ場へさっそく行った。やはり統計どおりだな。そして1人は釣りバカで、真鯛に今が旬のイサキなど50匹くらいを船釣りにて漁獲。食べきれないだろうがバカ。 団塊女性のほうも統計どおりで、旅行と食べること専門だった。色々なレシピを持ち寄り魚料理をつくってくれたが、ホラ見ろ食べ切れないだろうが。 朝はまずコーヒーというのが6割で、紅茶党が4割。ぼくのような煎茶飲みはひとりもいなかった。他でも聞いたことがないと言われた。煎茶は統計外。 夜の酒は、病気で飲めなくなった率が3割。 甘党が1人。当ブログで以前「赤福事件簿」被害者として仲間を震撼とさせた、あのP子さんである。かの事件後からは、アンパンを毎日4、5個は食べているそうだ。うちの冷蔵庫を開けるなり、三日前に茶ウケにとっておいたぼくのアンパンを目ざとく見つけて、制止する前にすでに食べていた。甘いもの好きというコレは一種の病気なんだから、仕方ないでしょとのこと。しかしアンパンに合うのは煎茶しかないだろと詰め寄ったら、それが砂糖入りのミルクティー!なのよね、といなされてしまった。これって統計にあったかな? 島の地産地消で売っていた白いアジサイを、部屋のあちこちに活けておいたが、全員が花を愛でて大層喜んでくれた。そして島の大自然そのものを100%満喫してくれた。 一応アトリエなので、美術に関する興味を持つかなと密かに期待したが、やはり誰もいなかった。団塊の統計でも美術はかなり低かったような気がする。アトリエというのは奇妙なる場所だと思われただけだった。床に落ちてついた絵具を拭かなくてもいいのかよと、余計な心配してくれたのが3割。 最後に確認し合ったのは、やはり昔からの友達は気が置けなくていいわね、リフレッシュしたよな、ということなどで統一がなされたのでした。