イームズETRテーブル

osamuharada2007-11-13

今年も異常気象の続くなか、今日は全国的に久しぶりの秋日和。島も快晴。雲も風も無く穏やかに晴れ渡ったので、なんだか例年より有り難い気持がした。三階の窓から眺める海は、水平線がくっきりとしている。大きなオレンジ色の太陽が沈む頃に、好きなエリック・ロメールの映画「緑の光線」を思い出したので、双眼鏡で見ていると、沈んだと同時の一瞬間、緑色の光線が見えた。やっぱり本当に見えるんですね。これまでがなんかアリガタかった。
今週は装丁デザインの仕事をしていて、その合間にくだんのコラージュ手帖をやって遊んでいます。場所をとらないから、一階のアトリエに置いてあるイームズの通称サーフボードのテーブル、その半分を使ってのコラージュ作業。このローテーブルは、長さが220cmもあって、幅が70cm。ガランとしたアトリエに大きくてちょうどいいなと思い、二十三年前にハーマンミラー社にて購入。イームズ1951年のデザインです。なのでサーフボード型と言っても、古い大昔のボードですよ。ビーチボーイズだったかが並んで一つのボードを持って歩いているレコードジャケットがありましたね。あのくらいのデカさです。直射日光があたると絵は描けないので、少しずつ日陰へとテーブルを移動させながら使ってます。コラージュも色彩が命だから、自然光に限る。日が短くなってきたから、急いでやらなくっちゃな。