バターケース問題

osamuharada2007-09-30

今日のどうでもいい話。 夕方、資料を探しに大型書店へ行った。奥の目指すは美術書の本棚へ向かう途中、料理本のコーナーでちょっと立ち読み。パラパラと頁を捲っていると、料理のプロらしき人達の食卓が掲載されて、その中にバターを深目の角鉢に入れている人の写真があった。ガラスの透明ブタは横においてある。寡聞にして知らないが何とか太郎という人の食卓らしい。小さくてほとんど読めない解説を読むと、バターケースとあり、ニューヨークかどこかのノミの市で買った古い(多分ヴィンテージと言われてるようなバカ高い)パイレックスだそうである。 買い物をすまして再びその料理本コーナーに戻ったのは、さっきから気になっていたバターケース(和製英語か?)という耳慣れない言葉と、そのパイレックスの冷蔵庫専用器の使い方の問題なのでした。 ぼくの昔から愛用している安物バター皿は、上の写真のように皿部分にバターを乗せて使い、透明ガラスの深いフタをかぶせて冷蔵庫に入れておく。そのほうがバターナイフで切り取りやすいし、理にかなってる。確かこれは英語ではバター・ディッシュ(皿)と呼ばれていたはず。しかるに太郎さんの使い方では、バターを深鉢からほじくり出さなくてはならず、中に残ったバターも汚らしい形になる。空になってから入れ物を洗うのだって大変だろうゴクローサン。という使用方法に疑問を感じたのでした。つまり皿をフタにして、逆に深いフタのほうにバターを入れちゃった。素人ならともかく、一応この人はプロなのに間違えているのは問題だぞ。というようなどうでもいい問題を考えながら、その隣の頁を見たら、誰か別の人の食卓らしいが、パン、ジャム、コーヒーの入ったマグカップに並んで、木製の箱のような、バター入れらしきものが置いてあった。箱の横から木製バターナイフらしきものも半分出ている。ギョっ!これも太郎さんと同じ使用方法なのか、深い木箱のほうにバターが入り、薄い上ブタが乗っかってる。もしバター入れならかなり変テコな入れ物である。だいいち木製の入れ物を冷蔵庫で出し入れしたら、すぐに木の収縮でぶっ壊れるだろう。それにバターの油が木にしみ込んで、うっかりしたら黴も生えるだろう。まさかこれがバター入れなどであろうはずは無い。じゃあ、コレは一体何入れなの?という第二の問題が派生したまま、料理本コーナーを後にしたのでした。オワリ。