銀座千疋屋の洋梨ジュース

osamuharada2007-09-19

今日もまだ暑い。日本は東南アジアになっちゃったのか。午後の銀座を歩いていたら急にノドが渇いてきたのでアレを飲みたいなと思った。毎年9月になると、銀座千疋屋で季節限定の洋梨のジュースが出ているはずなのです。二階に上るとほとんどが女性客で混んでいる。すぐ座れないなら帰ろかなと後ろを振り向くと、洋梨ジュース有りますの手描きポスターが壁にあった。「ル・レクチェ・ジュース」とあって、ラフランスに劣らない洋梨の貴婦人ですと書いてある。一年ぶりの、その高雅な香りと味覚が思い出されたので、これじゃ帰るわけにはいかんでしょ。ご婦人方に混じってカッコ悪いよなと恥じつつも5分ほど席の空くのを待ちました。冷えた銀のシェーカーからグラスに注がれるトロリとした洋梨ジュース。口に含むや、ほどよい甘さと熟した洋梨特有の香りには気品がある。ジュースというイメージには程遠く、洋梨のエッセンスを凝縮した珠玉の飲み物というべきか。やっと少しだけ秋を感じた。  店のお姉さんに紅玉リンゴのジュースはいつから出るのと聞くと、奥に聞きに行ってくれて来月半ば頃でしょうとの返事。洋梨の次には紅玉、本格的な秋になったらコレがぼくの定番です。というヘンなオヤジです。
銀座で一息ついて、築地の事務所へ行くと、今月の雑誌「クウネル」が届いていました。銀座の特集号。この号で、ぼくは銀座に関係のある映画DVDを紹介しています。「銀座カンカン娘」に「東京物語」と「銀座二十四帖」の3本。銀座特集にはぼくの好きな店「平つか」さん「むら田」さんに「東哉」さんが総出演なので嬉しい限り。鰻の「竹葉亭」さんまで出ています。秋が待ち遠しい。

ku:nel (クウネル) 2007年 11月号 [雑誌]

ku:nel (クウネル) 2007年 11月号 [雑誌]