『川端実展』最終日

osamuharada2007-04-20

今日は良いお天気にも恵まれ、先生の絵画はこの世のものとは思えないほど美しく輝いて展覧会は終了しました。このブログを読んで来てくださった方々も毎日のことでした。お会いできて嬉しかったです。ありがとうございました。
場所が雑然たる築地場外市場の中ということもあって、初めて来られビックリされた方も多々ありました。そのせいでさらにギャラリー内に入ると異空間に感じられたらしいですね。絵を観ている方に、この大画面の生気溌剌とした作品が八十六歳の時に描かれたんですよと話しかけると、ほとんどの人が驚嘆してさらに深く静に絵を見つめてくれましたよ。ついにこれはぼくの決め台詞として、何百回も皆さんに話すことにあいなりました。やはり絵画は現物を目の前に相対していただくのが一番大切なことなのです。
絵の前では知識などまったく何の役にも立ちません。言葉など千言をつくしてもこの素晴らしさは語ることができません。とつくづく感じさせられた今展覧会でありました。
The Song Is Ended 終わってしまって淋しいけれど、But The Melody Lingers On それでも心に残り続ける。