今年はついに冬が来なかったみたいですね。世界中で異常気象が起きているというのに、誰も納得がゆく説明をしていないのは何故だろうか？と、地球儀クッションに頭を乗せて考えたりしています。ＷＯＷＯＷでアカデミー賞授賞式を見ていたら、ブッシュに負けたアル・ゴアの映画「不都合な真実」が長編ドキュメンタリー部門で受賞。先進国で排出されたガス（二酸化炭素）が温暖化を引き起こしている、というのをゴアが必死になって説明する映画だそうな。石油がファミリービジネスであるブッシュへのただの当て付けかな。ゴアが壇上でスタンディングオーベーションを受けた時、ジャック・ニコルソンだけがひとり客席に座ったままだった。いいねぇジャック。ともかく環境考古学、天文学、気象学的な見地からこの地球温暖化を考えるのがスジだと思うけれど、ＣＯ２だけが温暖化最大の原因だというのではあまりに単純で強引すぎる。ゴアは化石燃料を燃やしてＣＯ２を振り撒きながら自家用ジェットで移動しているのにね。タバコが肺ガンの最大要因という宣伝キャンペーンが効いて喫煙者は激減したけれど、逆に肺ガンの死亡率は上がり続けているという不都合な真実。こっちのほうこそＣＯ２がモンダイなんじゃないのかよ？と、パイプをふかしながら考える。いま何故か太陽の黒点が活発化したままで、周期的な休息期には向かわない。これは小さな地球だけではなく太陽系に異常が現われているということですね。太陽フレアが発生して強烈な電磁波が地球に降り注ぐ日々を、いま我々は生きているわけです。と、柔らかくここちよい地球儀クッションを眺めながらまた考えさせられた。それにしても今日はヘンに暖かったなァ。
