スマイルフード

osamuharada2006-03-20

今日発売の雑誌『クウネル』19号(マガジンハウス)。その後ろの方でsmile food という連載コラムが始まりました。1回目が(何故だか?)ぼくの出番で、10種類の好きな食べ物を選ぶことになりました。いつも飽きずに食べたり飲んだりしているもので、飲食するたびに思わず顔がほころんじゃうという、題してスマイルフードばかりです。今回は特に東京都出身者としての出番でしたので「東京っ子の大好物」と副題付きです。トンカツ、鰺の干物、牛肉、田楽、ハヤシライス、カレーなどに、蜂蜜、豆、アンパン、それに煎茶と、それぞれぼくの好きなお店と銘柄などをあげています。もしご興味があったら雑誌お買い上げのほどヨロシクね。
雑誌には食材の写真がいくつかそのまま見開きページに載っていますが、実際にそれらを食する時にはそれに似合う器を選んで、我ながらピッタリであると納得すると、ぼくの場合は初めてスマイルフードになることが多いです。アンパンにはコレ、この皿ならアレと、季節やその日の気分にあわせて器を選ぶのも、飲食の楽しみの一つです。というわけで上の写真は煎茶のための愛用の染付け茶碗の一部です。竹泉、竹軒、宮田亀寿といった100年くらい前の京都の陶工の作ばかりです。毎日何回も飲むので、そのたびに茶葉と茶碗も選びます。旨いお茶は色も千差万別なので、色を楽しむためにも白い磁器が一番だと思います。お茶の緑色と白地に呉須(ブルー)の茶碗は清涼感そのものです。これで気分爽快、破顔一笑、思わずスマイルが出ちゃいます。