昔むかしのアメリカTV番組

今日はWOWOWで「ハリウッド動物スター大集合」(2002年アメリカ)という、テレビ番組での動物キャラクターをランキングする番組を観ました。例えば「スヌーピー」が6位で、『セサミストリート』のカエル君「カーミット」が2位といった具合。ケロッグ(コーンフレーク)の虎も、向こうではTVコマーシャルで人気があって上位にランキングされているなど、日本とはかなり違っていることがまず面白かった。トップ1位は、現在も直系のコリー犬9代目が活躍する「ラッシー」でした。モチロン小学生だったぼくは1代目「ラッシー」のファンでした。あの懐かしいタイトルシーンを見ると、やっぱり今でもジーンときますね。そして同じ頃に好きだったTV西部劇から『ローンレンジャー』の白い馬「シルバー」も高得点。これまたタイトルの「ハイヨー、シルバー!」の懐かしい掛け声や、疾駆するシルバーにピッタリ合ったテーマ曲「ウィリアム・テル序曲」の勇ましさが懐かしい。実は子供の頃、この曲のレコードを買ってもらい、毎日聴いては、あの愛馬シルバーにまたがってるつもりでいたのでした。そして馬ではもうひとつ、これは高校生時分でしたが、かかさず観ていた『ミスター・エド』も上位ランキングされていたのがうれしかった。馬の「エド」が飼い主だけとしゃべるという変形ホームドラマです。この「エド」は毒舌家で、オヤジのダミ声(日本語吹替えは当時の三遊亭小金馬)のセリフが可笑しくって、やりこめられる飼い主の吹替えが歌手の柳沢真一で、これがまたうまい。考えると昔の外国TV番組の声優は実にうまかった。余談ですが、ぼくが最も好きだったアメリカTV番組吹替えの声は『脱線パトカー54』の由利徹と、『87分署』シリーズの主人公スティーブ・キャレラの西村晃でした。コレ誰も知らないよね。ついでに、コロンボ小池朝雄の声しか考えられなくなってしまったけれど、ぼくのようなオールドTV番組マニアにとっては、小池朝雄の声というものは、かつては『パパは何でも知っている』のロバート・ヤング扮するパパの声、そもそもそれ以外の何モノでもなかったのでありました。バカだね。さて、動物ランキングでは、雑多な動物あれこれがいつも出ていた『じゃじゃ馬億万長者』も入っていたので感激でした。この愛くるしいホームドラマは、ヒルビリー(田舎っぺ)の一家が石油成金となり、ハリウッドの高級住宅地ビバリーヒルズに住んでの、カルチャーギャップのコメディなので、原題は“The Beverly Hillbillies"と洒落ていますよね。その他に漫画アニメの動物キャラクターのランクづけとなると、古いところは忘れられたのか、ちょっとマニアとしては首をかしげたくなる選択でしたが、しかし自分がなぜこんなに昔のアメリカTV番組オタクなんだろう?とまた首をかしげてしまったようなわけでした。