元旦、ブログはじめました。

近頃、床屋もすなる俳諧の道とやらで、ぼくもブロガーの仲間入り。
今年は、50代最後の年なので、4月には昔のオサムグッズを集めた本の出版もあり、いよいよ定年退職&還暦1年前という気分を楽しんじゃうつもりです。

さて正月早々、先月7枚がDVDになったばかりの、ジェリー・ルイス映画を観て堪能しましたよ。映画としては駄作が多いけれど、代表作といっていい『底抜けもててもてて』(原題は“The Ladies Man")の画像の美しさは、十代の頃、リアルタイムで観た感動を呼び起こさせてくれました。さすがDVD。スタジオに作られた人形の家のような巨大セットと、イーデス・ヘッド女史のコスチューム・デザインもきれいに出ていたので安心しました。ジェリー・ルイスの映画は、喜劇というよりファース(笑劇)で、コントをつないだだけというものだから、日本の映画評論家(というよりただの編集ゴロ)からは、ずっと軽蔑され嫌われているんですね。ぼくは各映画に一ヶ所ずつは入るヴォードビル芸、インストルメンタルの楽曲に合わせたアテ振りのような芸が、最高に好きです。『底抜けシンデレラ野郎』(原題“Cinderfella")の台所のシークエンス。そして珍妙なダンスの素晴らしさは、笑いのフレッド・アステアって感じ。おかしいのにカッコイイ。『底抜け大学教授』(原題“The Nutty Professor”)では、プロムでじっとできずに思わず体が動き出すダンスのおかしさ。これを観て笑えない人がいたら、どっかが病気ですよ。というよなわけで、ぼくには元気が出る笑い初めでした。

ジェリー・ルイスの底抜けもててもてて スペシャル・エディション [DVD]

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ジェリー・ルイスの底抜けシンデレラ野郎 [DVD]

ジェリー・ルイスの底抜けシンデレラ野郎 [DVD]

ジェリー・ルイスの底抜け大学教授 スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]

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