VOTES FOR WOMEN の皿

osamuharada2013-07-18

NEW YORK HISTORICAL SOCIETY という、ニューヨーク市最古の歴史美術館。そこのミュージアムショップで、なんとなく気に入って買った〈女性参政権〉と書いてある四角いお皿。このショップではアメリカの歴史的人物、歴代の大統領などのキャラクターグッズが置いてあるけれど、ほとんど男モノの中に紅一点という感じがしていた、この VOTES FOR WOMEN の染付け皿。
アメリカで初めて〈女性参政権〉が認められたのは1920年。日本では、戦前の1931年に〈女性参政権〉の法案が衆議院で通過したものの、貴族院薩長勢力)の大反対にあって廃案にされています。そして明治時代に伊藤博文がつくった【大日本帝国憲法】のまま、第二次世界大戦に突入、そして敗戦。 戦後の1946年(昭和二十一年)になって、まったく新しい【日本国憲法】ができると、日本婦人解放としての〈女性参政権〉が初めて認められたのですね。この時から女性にも選挙権ができ立候補もできるようになった。この年にぼくは生まれたので、「平和憲法」とも称される【日本国憲法】と共に、母なる女性に見守られつつ今日まで平和に生きてこられたわけです。
この【日本国憲法】が、GHQから一方的に押し付けられた憲法だという、うがった見解が流布しているけれど、それはまったくの誤りで、実際は日本の心ある学者や文化人グループが草案して提出した憲法法案を、GHQ連合軍がそのまま公認したのだそうです。つまり立派な自主憲法だったのですよ。ぼくもマスゴミにだまされて最近まで気づかなかった(反省)。
他に、提出したけれどGHQには認められず、退けられたダメ憲法法案は、アソーの爺さん吉田茂白州次郎が提出した法案のほうだった(この件だけをマスコミが流した)。これはあまりにひどい内容で、さすがのマッカーサーもOKしなかったというシロモノ。アベ&アソー(薩長連合)が、「日本を取り戻す」などとホザいているのは、このシロモノ奪回のことですな。自分たちの先祖代々が独占していたマッチョな〈特権〉を取り戻したいだけなんだよ、強欲な奴らだな。こんなカネと戦争好きな男どもは相手にしないで、未来ある子供たちや平和社会のために、〈女性参政権〉を正々堂々と行使しましょう。 VOTES FOR WOMEN !