携帯とパソコン

osamuharada2011-09-23

ヤツガレは、トシとともに雲水不住の身となり、やたらと移動が多くなった。携帯とパソコンは必携になった。携帯電話は電話だけの使用で、あれでメールを打ち込むのはメンドクサイ。もとより筆無精だけれど、連絡だけは必要なので、メールはキーボードのあるノートパソコンのみを使用している。移動中にこのブログを書く、というヒマつぶしにも重宝している。
それでパソコンのほうは、使い勝手よりもとにかく小さくて軽いものが、選ぶ基準だった。最初はビクターのノートパソコン。弁当箱くらいの当時最小サイズ。名前は思い出せないが、誰からも知らないなと笑われた幻のパソコン。もう製造していないでしょうね。これは1台目、2台目ともにすぐ壊れた。
お次は、世界最軽量が売りのソニーのバイオが出たので買った。これも軽いのはいいが、使い勝手は悪かった。Vaioというミミズが這うようなロゴが気持ち悪いので、ステッカーを貼って隠しておいた。コレは海外で通信費がバカ高くなるのが気に入らない。それでまた次は、マックブック・エアに替えてみた。サイズは小さいが、いままでの中では一番重たい。使い勝手はちょっとだけ良くなった気がする。デザインは人がいうほど良いとは思わない。齧ったリンゴマークが光るのは邪魔っけだ。
いずれにしてもパソコンは、メールとたまにこのブログを書くだけのものだったのだけれど、それが3.11以後は一変した。最新情報収集の道具として大活躍するに至ったのです。これで大マスコミの大本営発表を鵜呑みにしないですんだ。昔からテレビや新聞に対しては、常に裏読みを得意としていたから、人よりは騙されにくいほうだ。ネットは、情報の渦の中でも、同じ考えの人を見つけることがたやすくて、ココロ強い。
ツイッターなるものは、舌ったらずの感情論ばかりが横行しているようで、どうにも読むにたえない。安居酒屋のごとく、知らぬ同士が不毛の口論をしている様は、ただ見苦しいだけだ。インターネット社会も分断統治されていることに気がつかないのだろうか。しかしこれは見なければそれですむことでしたね。情報収集の役にも立たないしね。
携帯電話のありがたみも、3.11以後によくわかった。家族友人との緊急連絡には必携だということ。むかしの携帯は、ツーカーとかいうのが簡単で軽いからと使っていたが、KDDIに買収されて使えなくなり、auに移行させられた。代替え無料の携帯(売れ残り)は、Tokujin とかいうデザイナーモノで、使い勝手は悪かったが、あまり使わないから我慢できた。それもまた来年には何とかが変わるから、いまのうちに機種変更せよといわれたので、しかたなくまた無料の携帯(同じデザイナーの新作)にとり替える。auの店に行ったら好きなウルトラマリン色(透明)が出ていて気に入ったので、迷わず交換した。タダだしね。
最近になってネットで知ったのは、このauという会社の取締役に、あの人災・東京電力の会長カツマタというのもいたこと。テレビで一見した爬虫類のような顔を思い出してゾッとした。今度は、auが、iPhoneと提携をするというニュース。脱原発利権に目を付けていたソフトバンクのソンを追い落とそうという魂胆か。カネ儲けの醜悪な争いごとは、どっかよその爬虫類世界でやってほしいよな。3.11以後も、相変わらずカネをめぐっての抗争がひたすら続くだけの日本。人災は百年たっても収束つかないだろう。人命より、たかがカネ儲けとは、あまりにも愚かな国ではないか。
写真は島のアトリエのホームBAR。わが師・川端実先生の絵があり、もっとも落ち着ける場所。幸い?この山中には、携帯の電波もWiFiも届かない。たまに小鳥たちがツイートしてくれるだけ。
追記・この人もマックブック・エア使用→http://xbrand.yahoo.co.jp/category/lifestyle/7400/3.html、カッコイイぜ。